感想
以上、5D Mark IVを駆け足で見てみました!
正直まだしっかり触れてないのでしっかりした感想はまた後日書こうと思いますが、とりあえず簡単なインプレッションを書いてみます。(僕はずっと6Dを使っていたので、6Dユーザー目線になります。)
操作性が良い
触ってみての一番の感想は、とにかく「痒いところに手が届く!」この一言!
6Dの操作系もシンプルで良いんですが、「ここがもっとこうだったらよかったのに」ってのがかなり多かったんですよね。
例えばAIサーボとワンショットAFをボタン1つで切り替えるなんて、物凄く便利なのに6Dじゃできない。
大切なシーンを撮れるか撮り逃すかっていう大事な設定が沢山自分好みにカスタマイズできるんで、そういう点に凄く感動しました。
これはAFの測距エリア選択も同様で、Mark IVからの新しいボタンやマルチコントローラーのおかげでかなり扱いやすいです。中央一点のみ番長の6Dからすると最早別次元で、端のAFポイントまでガンガン使えるのでコサイン誤差を気にしなくて良くなりました。
他にも便利機能が沢山ありそうなんで、弄り倒して開拓していこうと思っています!
画質が確実に向上している
写真の「画質」っていう言葉が何を指すかって話ですが、5Dシリーズは画素数や高感度どれか一つが特出するのではなく、全てが万遍なく高いクオリティであることが求められていると思います。
そういう面で、この5D Mark IVは画素数が上がって被写体の質感まで伝わるようになり、それでも高感度特性は若干ながら改善されており、(まだハッキリと分からないけど)ダイナミックレンジも(恐らく)良くなってる(っぽい)ということで、まさに総合的な画質が良くなっていると思います。
この画質ってのはスペック表では伝わりにくいので何とも曖昧な表現しか出来なくて申し訳ないのですが、数百枚撮ってみた現段階ではかなり満足しています。
高感度については、JPEG撮って出しでもかなり高感度まで使える印象です。被写体・鑑賞サイズによってはISO-10000くらいまで十分に使えるかなと。
色ノイズが減ってるのが効いてると思います。DIGIC6+の威力ですね。
AFの追従性が凄い
作例にも載せましたが、運動会をEF100-400mmで撮った写真。この他の写真もバンバンピントが合っており、等倍表示すると服の生地まで見ることができます。
全点F5.6対応のクロス測距が可能なので、開放Fが5.6のこのレンズでも、全ての測距点で高い追従性を発揮してくれます。
また測距エリアが縦に広がった点もこういう撮影時には凄く効いていて、ずっと顔にピントを合わせながら撮れるのはありがたいです。
ライブビュー撮影がめちゃくちゃ便利になっている
デュアルピクセルAFとタッチパネルのお陰で三脚を使ってのライブビュー撮影がめちゃくちゃ便利になっています。
初期の設定ではAF方式が「:-)+追尾優先AF」になってるのでAFの枠が動きまわりますが、静物や風景の撮影では「ライブ1点AF」にすることで、正確なピント合わせを行うことが出来ます。
ただし、親指AF等でシャッターボタンをAF以外に割り当てている場合、タッチしただけではAFが駆動しなくなります。
その場合、ライブビューではAF-ONボタンを実際に押す、スマホは設定でAF-ONボタンを表示することが出来るので、そうすればOKです。
とはいえタッチでピントが合う方が便利なので、ファームウェア等で改善してもらいたい気はします。
(70D所有の友人に確認すると、70Dは親指AFでもタッチAFが効くそうです。)
バッテリーの減りが速い
最初はライブビュー撮影を多用しているからか?と思っていたけど、どうもそれに限らずバッテリーの減りが速いように思います。
GPSも完全にOFFにしていますし、Wi-Fiもたま~に使うときのみONにしているだけで、普段はOFFです。
予備バッテリーがあった方が良いかなぁと思います。
まぁ、バッテリーに関しては、70D、80D、6D、7D、5D Mark IIIと互換性があるので、そういう機種からの買い替え・買い増しの人には金銭的に負担が少なくて済むと思います。
ちょっと気になったので、後日もう少し詳しく仕様を調べてみました。
6Dの撮影可能枚数はバッテリーLP-E6で1090枚、5D3は同950枚、5D4はLP-E6Nで900枚です。
LP-E6NはLP-E6の新型(互換性あり)で、容量が3.6%増えています。
なのでそれを考慮し同じバッテリーを使う前提で比較してみると、5D4の撮影可能枚数は
- 6D比→約20%減
- 5D3比→約8.5%減
となります。
僕は元々6Dユーザーなのですっごい減った気がします。ちょっとこれは5D4の大きなマイナスポイントかなぁと思います。
これだけ違うとしっかり体感できるほど減りが早いですよ。
その他
さて、偉そうに長々と書きましたが、以上が5D Mark IVのファーストインプレッション+αでした。
今後もどんどん撮ってどんどん追加していこうと思ってます!
他にも、こんなの便利だよーとか、買おうか悩んでるけどここはどうなってる?なんてのがあったらぜひ気軽にコメントしてくださいねー!
▼その他5D Mark IV関連の記事はこちら
【追記】初期不良だった件
初期不良品だったので、交換してもらいました。
あと、オートホワイトバランスの色が時々転ぶことについて。
コメント
EOS-5DⅢ使用し Ⅳを発注し 入荷待ちです
非常に参考になることばかりで 感激して何回も
読み直しています
DPPとEOSUtilityのバージョン、操作ボタンのカスタマイズ、
ISOの高感度性能、新機能のテストなど
次号も期待してます EOS使用8年 73歳 甲斐の国
皆川さん
コメントありがとうございます!
Mark IVの入荷、楽しみですね。
私は初の5Dシリーズなので、触れる度にワクワクしています♪
今後も出来る限り気付きなどをアップしていこうと思っていますので、良かったらまた遊びに来てくださいね。
皆川さんの5D Mark IVライフがとても楽しいものになるよう祈っています(^-^)
こんにちは。Mark IVを購入し設定などを参考にさせてもらいました!
ところで、以下の部分が上手くいかない(やり方がわからない)のですが、手順を教えてもらえますか?
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「INFO.」ボタンを押して「HOLD」を選べば、押す度にAFを切り替える設定に変更できます。
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かんぱちさん、コメントありがとうございます!
早速AF切換の件、お答えします。
まずボタンカスタマイズの画面を表示し、「*」を選びます。
すると「AEロックボタン-割り当てる機能を選択してください」という画面が出ますよね?
この画面でマルチコントローラー等を使って「ONE SHOT↔SERVO」にカーソルを合わせます。(この時はまだSETを押しません)
するとこの時画面左下に「INFO.詳細設定」と表示されるはずです。
この状態でINFO.ボタンを押せば、⇓とHOLDを選択できるので、これでHOLDを選択すればOKです。
これで*を押すだけでAF方式を切り替えられるようになります。
この機能、親指AFを採用せず、人差し指でAFしてる場合は「押してる間だけAF切換」の方が便利な気がするんですが、親指AFの場合は実質2つ同時に押すことが不可能なので、この設定をしておかないとダメなんですよね。
それと補足ですが、結構5Dのメニューには今回の設定のように、INFO.を押すことでHELPや詳細設定が選べる場合があるので、そこも注意していると結構隠された便利機能に気づけることがありますよ(^^)
こんにちは。
おおー!できました!
ずっと、「INFO.ボタン」を操作していましたが、画面内のメニュだったのですね。
これでバッチリです。ありがとうございました!
かんぱちさんこんにちは。
5Dは出来ることが多い反面、設定がちょっと複雑ですよね。
でも無事に設定できたようで何よりです!(^^)
通りすがりの者です。運動会の設定とかためになる記事ありがとうございます。
>70D所有の友人に確認すると、70Dは親指AFでもタッチAFが効くそうです
70D持ちですが、補足します。「コンティニュアスAFをする」という条件下ならできます。ただコンティニュアスAFの精度は高くないと思われます。また、置きピンはできないんですよね。AFボタンを話した途端にコンティニュアスAFが走ってしまうので。なので親指AF愛好家は実用的なタッチAFはできないです。
80Dも持ってますが、5D4と同じ症状ですね。(80DにはそもそもコンティニュアスAFの設定がありません)
ネットを見てると、6D2では改善されているようなので、80D, 5D4もファームウェアアップデートしてほしいなぁと思っています。
通りすがりさん、コメントありがとうございます!
コンティニュアスAFというと、キヤノンではAIサーボのことですかね?
ライブビュー使用時に三脚で低い位置にセットした場合のように親指AFボタンを押しづらい場面や、ちょっとのブレも起こしたくない場合はやっぱりタッチAFが効くほうが便利ですよね。
僕もファームアップで直って欲しいと思っていますが、6D2から直っているということは、恐らくDigic7を搭載したカメラ以降での改善でしょうから、もしかしたら80Dや5D4は厳しいのかもしれませんね。
あまり期待せずに待ちたいと思います(;´Д`)
貴重な情報をありがとうございます!
てぴっくすさん、
70DにはライブビューでのサーボAFはできない仕様なんです。ファインダーで設定してもワンショットAFに切り替わります。
説明書からの引用です。
コンティニュアスAFとは、常に被写体に対しておおまかにピントを合わせ続ける機能です。そのため、シャッターボタンを半押したときに素早くピントが合います。
→デュアルピクセルCMOSが初めて搭載された機種ということもあってか、まだ発展途上だったがための機能なんでしょうね。
80Dではライブビューでの合焦速度も向上してますね。また、ライブビューでもサーボAF対応になっています。
僕もファームウェアアップデート気長に待ってます^^
通りすがりさん、コメントありがとうございます(^^)
>常に被写体に対しておおまかにピントを合わせ続ける機能
この「おおまか」という言葉が何とも曖昧で面白いですね!笑
デュアルピクセルAFは確かに仰る通りまだまだ発展の余地があるのでしょうね。
今後の機種でどのように進化していくのかも楽しみにしつつ、同じく気長~~~に待ちたいと思います!