富士フイルムのネガ「SUPERIA PREMIUM 400」使ってみたよ!

フィルム

今日はフィルム写真初心者の方にもオススメな、富士フイルムの「SUPERIA PREMIUM 400」です!

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SUPERIA PREMIUM 400

まず、PREMIUM400の特徴を公式ページから引用しておくと、

日本人の肌色をいきいきと美しく再現

新設計の感光層の特性によりラチチュードを広げることで露光オーバー時でも色をクリアに再現します。また、ニュースーパーユニフォームファイングレイン技術を採用し、感光効率を高めることで、高感度でありながら優れた粒状性を実現。さらに,日本人の肌色をいきいきと美しく再現し、シャープで鮮やかな色再現を実現します。

とのこと。

実は去年くらいまで富士フイルムの普及価格帯のフィルムと言えば「X-TRA400」だったんですが、残念ながら生産が終了してしまったんですよね。

x-tra400パッケージ
(画像Amazonより)

そのため、今後はPREMIUM400がその役割も担うことになったわけですが、もともと「ちょっと良い方のフィルム」的位置づけだったため、画質は凄く良いわけです。

たぶん今後は、このPREMIUM400がフィルム写真入門の方から一般の方まで、多くの方が使う銘柄になるんだろうなぁと思います。

写真

では撮った写真を載せてみます。なお現像は全て「カメラのキタムラ」で、そのままCDに入れてもらったデータを掲載しています。

一眼レフ

まずはキヤノンの一眼レフ、「EOS-1N」で撮った写真。現代のレンズを使っているので、かなりシャキっと写っています。

フィルム、ノスタルジック。(EOS-1Nの使い方)
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水仙。
Premium400の作例
EF135mm F2L USM

続いて白熱電球下での写真。白熱電球の温かさが残るのはフィルムならでは。
Premium400の作例
EF24-70mm F2.8L II USM

とあるお店で撮ったグラス。
Premium400の作例
EF24-70mm F2.8L II USM

トイカメラ

続いて大人の科学マガジン「二眼レフカメラ」で撮った写真。

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こういうトイカメラや写ルンですは、絞りやシャッタースピードが固定なんですが、ネガはハイライト側の情報量が多いので、スキャニングの段階で調整すればいくらでも綺麗な写真になります。
Premium400の作例

Premium400の作例

しかしながら暗部の情報は残りにくいので、ローライト環境だとちょっと弱い。
Premium400の作例
こちらは室内なので暗部が完全に潰れてしまっています。(暗い部分がグレーっぽくなっているのはお店でスキャンするときにデジタル的に持ち上げているからです。)

でも、もちろん明るい場所では非常に綺麗な色が出ます。
Premium400の作例

大人の科学二眼レフカメラの作例

こういうオモチャ的な遊び方になるとあまり高いフィルムは使いたくないので、PREMIUM400の27枚撮りなんかだとちょうど良いんですよね。

サクッと使えるのもこのフィルムの良さかと思います。(とはいえX-TRA400よりは高くなりましたが。)

レンジファインダーカメラ

更に70年前のキヤノンのカメラ、「IV Sb改」で撮った写真です。

このカメラは露出計が付いていないので、スマホの露出計アプリを使って完全マニュアルで撮ったんですが、現像から上がってきたら意外とちゃんと撮れていました。

こちらもネガフィルムらしいラティチュードの広さが活かされたなぁと実感した次第。

Premium400の作例

Premium400の作例

途中フィルムが感光してしまった写真もありましたが、これはこれで面白い。
IV Sb改の作例

なんか最近は一瞬だけ裏蓋を開けて感光させるのが流行っとるみたいですが、別にそれを狙ったわけではありませんw

使ってみた感想

それでは使ってみての感想です!

初心者にもオススメ出来るフィルム

PREMIUM400の最大のメリットは、なんといってもその「スタンダードなフィルム画質」だと思います。

まず、大きく破綻することはありません。意図とは全く違う変な色になるようなことはほとんど無いでしょう。

その一方で、フィルムの楽しさも十分にあって、特に光がしっかり当たっている場合の画質なんかは目を見張るものがあります。フィルム初体験の方でもフィルムの楽しさを十分に味わえるのではないでしょうか。

このフィルムを3本ほど撮って「そろそろ違うフィルムも試してみたいなぁ」と思ったら、国産王道のPRO400Hや、海外王道のKodak Portra400、少し癖のあるロモグラフィーなど色々試してみると良いんじゃないかなぁと思いますね。

ISO400について

普段デジタルをやってる人からすると新鮮な感覚ですが、フィルムの場合はISOが固定になります。なのでフィルムのISOをいくらにするかというのは悩ましいところなんですが、僕は最初は400をオススメします。

というのも、上でも少し述べたとおり、ネガフィルムは露出オーバーには強いのですが、露出不足には非常に弱いです。
なので晴天で少し露出オーバーになるような撮り方をしても、全然問題のない綺麗な写真が撮れるでしょう。
一方でISO100のフィルムだと、「外だと大丈夫だけど中だとブレブレ」なんてことも良くあります。

ISO400なら画質も十分綺麗ですから、まずは400で始めてみて、徐々に用途や表現に合わせて100や800を試してみると良いんじゃないかなぁと思いますね。

まとめ

というわけで、富士フイルムの「SUPERIA PREMIUM 400」でした!

まずはこのフィルムを基準にして、ご自分の好きなメーカー、銘柄、ISO値を選ぶと良いんじゃないでしょうかね。

因みにこのPREMIUM400には36枚撮りと27枚撮りがあります。カメラのキタムラなんかだと何枚撮りでも現像とデータ化の料金は変わらないので、そう考えるとお得なのは36枚。
一方、フィルムで36枚って使い切るのに結構時間がかかるので、気軽に試したい場合は27枚撮りがオススメです。

この記事で一人でも多くの方がフィルム写真に興味を持ってくれることを願いながら、終わりにしたいと思います!

▼他のフィルムにも興味が出てきた場合はこちらもぜひ参考にしてみて下さい。

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