今回はソフトボックス1灯を使った商品撮影方法について書いてみます!
ちょうど友人からアクセサリーの撮影を依頼されたので、それを例にご紹介。
簡単な方法で凄くクオリティの高い写真が撮れるし、ライティングの第一歩とも言える撮影方法なので、初心者の方にもオススメの撮影方法です◎
撮影のセッティング
使った機材
まず今回使ったアイテムを全て記載してみます。(リンク先はレビュー記事です。)
- カメラ:5D Mark IV
- レンズ:EF100mm F2.8L Macro IS USM
- ストロボ:430EX III-RT
- トランスミッター:ST-E3-RT
- ライトスタンド:ETSUMI
- ソフトボックス:GODOX
- 背景紙:Amazonの模造紙
- レフ板:発泡スチロール
- その他:パーマセルテープ、クランプ(発泡スチロール保持用)
まず機材の基本的な部分ですが、カメラ・レンズに関してはAPS-Cでもミラーレスでも何でもOK。しっかり絞って低ISOで撮るのでカメラやレンズの違いはそれほど表れません。
レンズも標準ズームがあればOK。カメラを買ったときに付いてくるレンズでも十分にクオリティの高い写真が撮れます。
あとソフトボックスで使うストロボに関しては、別記事に詳しく書いてありますので、こちらを参照してください。
基本セッティング
今回は白バックが基本なので、白い紙に商品を置いてソフトボックスでライティングし、反対側にレフ板で影を持ち上げる、という超基本的な撮影方法で撮りました。
ソフトボックスはこれ。(リンク先はNEEWERですが、Godoxと全く同じものです。僕は両方持ってますがセット内容も同じものでした。)
ポイントとしては、ソフトボックスは被写体に近づけるほど影が柔らかくなるのでなるべく近づけて撮ること。
もう一つは商品の影を和らげるためにレフ板(発泡スチロール)を使用していることですね。
ソフトボック使用時の基本フォーメーションは、ソフトボックを商品の斜め45度に置いて、反対にレフを置くイメージです。
ただしこれは「基本」なので、色んな方法を試してみると良いと思います。
影を少し強めに出したければレフはいらないし、ソフトボックスを真上に設置したり、真後ろから逆光的に当てるなど、置き方もその場で調整したら良いです。
設定
カメラの設定は以下の通り。ストロボを使うときはいつもMモードです。
- シャッタースピード:1/100~1/160秒
- 絞り:f/5.6~8
- ISO:100~400
- ストロボ:1/8~1/4
実際にこの設定で撮ってみて、写真が暗すぎる(or明るすぎる)場合は、ストロボの発光量・ISO・絞りで露出を調整します。
なお、ストロボを使う場合はシャッタースピードを変えても露出は変わらないのでご注意。
これは凄く大切なことで、もし太陽光や蛍光灯の光の影響がある場合、商品の影の部分の色が他の場所と異なったりしてレタッチが凄く大変になるのでご注意!
撮った写真
ということで、稚拙ではありますが、撮った写真を掲載します。全て上記の設定で撮ったものです。
撮影後のレタッチとしては、トリミング、明るさの調整、ホワイトバランスの調整を少し行いました。
今回はちょっと高級感を出すため、ホワイトバランスをわずかに涼しい方向に振ってみました。
アットホームな手作り感を出したい場合は逆効果だと思いますが、ちょっと都会的、スタイリッシュなイメージを出したいときに向いていると思います。
実際の装着イメージ
あと、実際の装着イメージも必要ということで、それも撮りました。
セッティング
さっきの商品はソフトボックスでしたが、こちらはもっと光を回したかったのでアンブレラを使いました。
そんでそれに伴ってレフ板も通常のポートレート用のものを使っています。
アンブレラを使う場合も、設定や考え方はソフトボックスの場合と同様です。
ただ、ソフトボックスに比べてアンブレラは光が良く回る分光量が弱くなる傾向にあるので、ストロボの発光量を上げたりISOを上げて調整しています。
撮った写真
で、実際に撮った写真がこんな感じです。
商品の撮影のはずなんですが、撮られた本人による「できるだけ若く見えるようにして」というリクエストが入ってしまったため、レタッチに物凄く時間が掛かったのは内緒です…!!
(装着例の写真が20枚以上あって、多分全部で4時間くらい掛かったと思います。)
まとめ
ということで、ザッとした解説でしたが、今回はソフトボックス1灯で小物を撮る方法のご紹介しました!
自然光を使った商品撮影も凄く魅力的なんですが、時間帯によって光が変わったり、色味が変わるので沢山撮る場合は後の調整が大変になりがちです。
ストロボを使えば安定して綺麗な光を作れるので、綺麗な商品撮影をしたい場合にはオススメですよ~!
関連記事
以前書いた、ソフトボックスさえ使わないストロボ1灯ライティングの記事はこちら。
その他物撮り・ライティングに関する記事一覧はこちら。
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