今日は1台の三脚にカメラを2台以上載せるアイテム、Velbon「SUPER MAG PLATE II(スーパーマグプレートII)」のレビューです!
今回は花火でカメラを2台使うために購入してみました!
仕様
まずは簡単に仕様を書いておきます。
- サイズ:440mm(横)×58mm(奥行き)×27mm(高さ)
- 重量:712g
- スライド幅:120mm
- 三脚取付ネジ:太・細ネジ両対応
- 推奨積載重量:6kg(左右均等時)
- 最大積載台数:3台
詳しくは公式サイトをご覧ください。
最大6kgまで可能ということですが、フルサイズの一眼レフとフルサイズ用の望遠レンズがそれぞれ1kg程度なので、例えば「フルサイズ一眼レフ2台に、片方は望遠、片方は広角を付けて撮る」みたいなことも可能です。
かなり頑丈ですね。
ただし、このプレートがどれだけしっかりしていても、支える三脚と雲台自体が弱かったらスッテンコロリンです。三脚・雲台の耐荷重の確認もお忘れなく!
外観
それでは外観を見ていきます!
両端に長い穴が空いていて位置を調整できるようになっています。
三脚穴は3つあります。基本的には中心のネジ穴を使いますが、カメラを3台搭載する場合は別の穴を使うようになります。
カメラの取り付けは、裏面の「カメラネジつまみ」(金色の部分)を回してカメラの三脚穴に取り付け、「カメラロックナット」(黒色の部分)を回して固定する方式です。
クイックシューの無い雲台もこの方式になってたりしますね。取り付けやすくて好きです。
カメラを3台載せる場合は裏面のネジを上面中心のネジ穴に固定して使います。
実際にカメラを乗せてみる!
それでは実際の搭載例です!ちょっと極端に、望遠レンズ(三脚座使用)と小型のフィルムカメラ(キヤノネット)を乗せてみました。
実際に乗せてみた実感としては、かなりしっかりしています。ちょっとやそっと触ったくらいではビクともしません!
プレート自体はその名の通りマグネシウムの板なので、かなり強いですね。
ただこれはマグプレートがしっかりしているということであって、実際の運用では下の三脚と雲台の強度にかなり左右されそうな印象です。安めの軽い三脚だとこのセットだとさっきも書いたとおりスッテンコロリンなのでそこは注意が必要です。
三脚の足をしっかり広げて使うなど、基本に忠実な使い方が必要ですね。
注意点
それでは注意点を幾つか書いておきます。
左右のバランスをあわせる必要がある
まず機材を固定するときは、左右のバランスに気をつけてください。
片方が軽くて片方が重い、もしくは片方の機材を外している時には、物凄くアンバランスになります。
うっかり三脚ごと倒してしまうような事故にも繋がり兼ねないので、注意が必要です。
2台の上下首振りは調整できない
それと、2台のカメラを乗せた場合、その2台はあまり細かく画角を調整することが出来ません。
具体的にいうと、左右の首振りは出来るんですが、別々に高さを変えることは出来ません。(それをやるにはプレートとカメラの間に雲台が必要です。)
もし重いカメラと軽いカメラがあるなら、例えば軽い方に小さめの雲台を入れてやれば、左右のバランスも取れるし高さも調整できるので、そういう工夫もありかなと思いました。
まとめ
ということで、VelbonのスーパーマグプレートIIを買ったよというブログでした。
正直に言えば、多分皆さんが想像している通りの使い勝手だとは思うんですが、サイズ感や実際の感想があった方が購入しやすいかなと思ったのでアップしました。
結構重さもあるし嵩張るんですけど、三脚2台持っていくことに比べれば遥かに手軽。そんなイメージで使っています。
使い方も難しくないので、複数のカメラの運用を考えている方は検討してみると良いかもしれませんね。
以上誰かの参考になれば幸いです!
ちなみにSLIKから同じ目的でかなり安い製品が出ています。
僕は横幅が短いのと、耐荷重が少し小さいので、より強固なVelbonを選んだわけですが、一般的な用途だとこちらでも十分そうですね。
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