メルカリなどのフリマアプリで個人で出品する機会が増えている昨今、写真のクオリティ次第で売上が変わるとも言われておりまして、商品撮影、いわゆる「物撮り」の需要も高まっていると思います。
少し大きめのカメラ屋さんなどに行くと、市販の簡易撮影ボックスなども売っていますが、ちょっと大きい被写体になるとすぐ撮れなくなるし、そもそも取り回しも悪い。
なので僕はいつも模造紙を背景にしてストロボ1灯で撮影していたのですが、それでもまだ片付けるのが面倒くさい!
どんだけ面倒くさがりなんだよ、って話ですが、今日は「出し入れ簡単」を目標に、ロールスクリーンを使ったワンタッチで本格的な撮影セットを作ってみようと思います!
購入したもの
まず必要なものを挙げます。といっても3つだけ。
- ロールスクリーン(白)
- はがせる両面テープ
- 簡易テーブル
肝心のスクリーンについてですが、布部分をそのまま撮影の背景にするので、色は白が良いでしょう。
もちろん、グレーにしたいとか、グラデーションが欲しい場合は市販の背景紙を上から取り付けることで対応可能です。
サイズは、僕は幅90cm×丈180cmを選びました。
作り方
完成イメージ
まずは完成イメージです。
仕組みは至って簡単。スクリーンを簡易テーブルにダランと垂らし、光を当てて撮影するだけです。
スクリーンをなだらかに設置することで、変な影も出来ず、自然な撮影が可能になります。
はがせる両面テープを使う
ロールスクリーンの設置方法ですが、僕は都合上壁にネジ留め出来ないので、両面テープで留めることにしました。
もしネジが打てるならその方が簡単かもしれません。
その両面テープですが、世の中便利なもんで「はがせる両面テープ」という素敵アイテムがあります。
粘着力を売りにしたものや、剥がしやすさ重視のものなど色々あるんですけど、今回は協力固定用を使用。
これを、ロールスクリーンのフレーム裏の端、ごく僅かなスペースしかないのですが、そこに貼り付けました。
写真中央の正方形の部分ですね。面積は狭いですが強度的には大丈夫でした。
これを、壁紙に直接両面テープを貼ると痛める可能性があるので、僕は引き戸のドアフレームに取り付けました。こんな感じ。
こういう、しっかりとした部分に貼り付けるのが安心です。
巻き上げておけば普段の生活の邪魔にもならないし、出すときも簡単に出せるので良い!
簡易テーブルを置いて撮影
あとは最初のイメージ図の通り、簡易テーブルに垂らすだけです!
今回使った簡易テーブルはこちら。(以前撮った写真なので、上に乗ってる模造紙等は無視してください。)
ライティング
なおライティングですが、物撮りの場合、僕はソフトボックスを使います。
ソフトボックスまでは面倒くさい!ってな感じで楽したい場合は天井バウンス。簡単なのにクオリティが高いのでオススメです。
作例
では、少ないですが、撮影した例です!
まずは近くにあったPS4のコントローラーを撮ってみました。ソフトボックス使用。
RAWで撮ってホワイトバランスと明るさを少し調整しました。スクリーン部分が割とニュートラルなホワイトなので、クリックホワイトバランス機能が使えるのもポイントが高いです。
続いて天井バウンスで撮ったパターン。
たまたま近くにあったDDR3メモリ(8GB)ですが、ごく自然な仕上がりです。「この向きから光を当てたい」みたいな理由がない限りはこれで良いかも。
最後に黒の背景紙をクリップ留めして、更にソフトボックス2灯使った例。
これだけのクオリティの撮影が出来て、しかも出し入れ簡単とくりゃ、こんなに良い方法はないと思うんです。
問題点
ただ、一つ問題点が。拡大するとスクリーンの織り目が出てしまうことです。
まぁこれが問題になることってなかなか無いと思いますが、例えば小物をマクロで撮影するような場合には気になるかもしれませんね。
そんなときは模造紙などをクリップや洗濯バサミで固定して使うと良いと思います。
まとめ
ということで、簡単に撮影用セットを作る方法についてご紹介しました。
これ、一度作ってしまえば、「簡易テーブルを出してスクリーンを下ろすだけ」ですぐ撮影出来ますし、片付けも簡単です。
僕もブログ用にこのセットでよく撮影するんですが、クオリティを下げずに簡単に撮影できるようになったので非常に助かっています。
綺麗な写真を撮りたい方や、市販の撮影ボックスでは小さすぎる!という方の参考になれば幸いです!
撮影の自由度は少し下がるけど、究極の面倒くさがり屋さんにはこちらもオススメですね。
▼その他物撮り・ライティングに関する記事一覧はこちら。
コメント
ありがとうございます。その手がありましたね!
おかきたさん
少しでもお役に立てたなら幸いです!!