Lightroomのパノラマ合成が面白い!

RAW現像関係

Lightroom6から付いたパノラマ機能。

「え?パノラマなんて最近のスマホについてるじゃん。今更?」って思ったんですけど、これがやってみるとかなり凄い!(画像クリックで拡大します。)

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パノラマ合成の方法

まず簡単に、Lightroomでのパノラマ合成の方法をご紹介します。

撮影時

撮影段階では特に気にすることはありません。単純に横に何枚か撮影するだけです。
Lightroomは優秀なので、結構適当でも、また被写体が少し動いたりしてても何だかんだ上手い具合にやってくれるんで心配無用です。

写真のクオリティを上げたい場合は三脚に据えて、首を振りながら少し多目に(オーバーラップする部分を広く取るため)撮っておくと良いですね。

三脚そのものの水平をちゃんと取っておくと、雲台の首を振った時にカメラの水平が崩れないのでオススメです。
水平な場所に三脚を置く、脚を全て同じ長さにする、など工夫してみてください。

合成時

 

撮影も簡単ですが、合成も簡単です。

撮った写真をLightroomに取り込んだら、合成したい写真複数を選択し、右クリックから「写真を結合」→「パノラマ合成」と選ぶだけです。

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画像ファイルがRAW形式であれば、RAWのまま合成できるので後から色温度や諸々の調整を行うことが可能です!

お好みに調整してjpegで書き出せば完成です。簡単!

一眼レフ写真のパノラマ合成の可能性

パノラマなんてなかなか使うことないよ~と思うと思いますが、わざわざパノラマ合成する利点を挙げてみまようと思います。(思いついた順)

圧倒的画質

なんといっても画質です!

まず、最初に掲載した工場夜景のパノラマ画像。

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これ、焦点距離100mmの写真を3枚合成した写真になります。その画素数は11659×3173pxで約3,700万画素!
広角レンズで撮ったものを切り出してもこうはいきません。
こんだけの解像度があればかなり大きい広告やポスターなんかでも十分に使えると思います。

僕はこれをデュアルディスプレイのデスクトップの背景に使ったりしていますが、他にもアイディア次第で使い道がたくさんありそうです。

画角の広いレンズと同じような画が撮れる

パノラマというと横に長~い写真を思い浮かべますが、縦位置の写真を3枚ほど並べて3:2で切り出してやれば、あっという間に画角の広いレンズと同じ画が作れます。

最近は11-24mmなどという超々ワイドレンズが発売されてたりしますが、凄いお値段ですし、F値も少し大きめだったりします。
でもこの方法であれば、16mmのレンズでたった3枚とるだけで、11mm相当の画角をカバー出来ます。

動きものだと厳しいですが、風景写真などでは凄い威力を発揮することがあると思います。

一眼ならではの表現方法でパノラマ合成できる

最後に、パノラマなんてスマホでもできるじゃん!という話ですが、スマホでは出来ない、カメラならではの表現もあるのでそちらもご紹介。

例えばこちら。上のパノラマ写真の一部を切り抜いたものです。

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こういう車のライトの軌跡や、街灯などの光条。こういうのって未だにスマホでは表現できない一眼ならではの画ですよね。

もう1つ、一眼ならではの表現にボケがあります。
こちらはとあるバイクレースイベントのスタートシーンを撮ったものを合成した写真。(クリックで拡大します)

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ご覧のように後ろが凄くボケていますよね。

広い範囲を写しているのに凄くボケる。広角レンズやスマホのパノラマでは出せない独特の表現だと思います。

まとめ

というわけで、Lightroom6から付いたパノラマ合成機能の話でした。本当に凄く簡単に合成できるのでオススメです!

今のところまだ遊びの範囲でしか使えていませんが、もう少し研究して使いこなしたいなぁと思う次第です。

また面白い使い方が出来たらブログに載せますね。皆さんも他にこういう使い方があるよ、等教えて頂けると幸いです!

RAW現像関係撮影方法
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