NEEWER(ニーワー)の撮影用LEDライトを購入したので撮影に使ってみました!
実際の使用感とソフトボックスとの比較などを行ってみたいと思います!
NEEWER LEDライト
まずNEEWERのLED「NL660S」を簡単にご紹介します。
660発のLEDタイプで、色温度を3200~5600K、明るさを0~100%の間で調整することができます。
このLEDライト自体は自立しないのでライトスタンドに取り付けるのが一般的な使用法ですが、僕はもっとコンパクトに使いたかったのでゴリラポッドに取り付けて使用しました。凄く取り回しが良い!
※三脚ネジに直接取り付けることはできないので、こういう変換ネジが必要です。
ちょっと写真では伝わりにくいですが、色温度を下げて暖色で撮ることもできます。
電源は付属のACアダプターかバッテリーが使用可。ただしバッテリーは付属しないので別途購入が必要です。
重量は約1.5kg。ゴリラポッドに取り付けても大きく傾けて設置するとコテンといくと思います。
NEEWERのLEDを使った作例
それでは早速ですが、LEDライトで撮った作例を載せてみます。
LEDライトの設定は、色温度5500K・強さ100%で左から当て、右にレフ(発泡スチロール)を置いて撮影しています。
5D4 EF24-70mm F2.8L II USM f/8.0 1/20sec ISO100 ピクチャースタイル:ディテール重視
ソフトボックスでストロボを使う場合に比べると光量が落ちるため、三脚を使用して撮影しています。
こちらもほぼ同じですが、少しアップで撮ったもの。
5D4 EF24-70mm F2.8L II USM f/8.0 1/20sec ISO100 ピクチャースタイル:ディテール重視
LEDライトで撮れる範囲としてはギリギリのサイズかと思いますが、こういうテーブルフォトとは非常に相性が良いですね。
実際のセッティング
実際はかなりトリミングしていて、ノートリだとセッティングが分かります。
LEDライトはソフトボックスに比べると発光面積が狭いため、影が強く出る傾向があります。それを解決する目的で、ギリギリまでLEDとレフ板を近づけて撮影しました。
ソフトボックスと比較
続いてLEDとソフトボックス(60×60サイズ)を比較するため、白バックで小物を撮ってみました。レンズキャップが逆さまなのが気になりますが、光の具合をご覧ください。
ソフトボックス。
5D4 EF100mm F2.8L macro IS USM f/8.0 1/100sec ISO200 ピクチャースタイル:ディテール重視
LEDライト。
5D4 EF100mm F2.8L macro IS USM f/8.0 1/100sec ISO800 ピクチャースタイル:ディテール重視
ソフトボックス。
5D4 EF100mm F2.8L macro IS USM f/8.0 1/100sec ISO200 ピクチャースタイル:ディテール重視
5D4 EF100mm F2.8L macro IS USM f/8.0 1/100sec ISO400 ピクチャースタイル:ディテール重視
このように2つの光源を比較してみると、LEDの方が
- 影が強く出る
- 背景がグレーっぽくなる
- 光量自体が弱いのでISO感度が上がる(1~2段分)
というのがお分かりいただけると思います。
特に影の出方はどちらの光源を使うかで随分写真の印象が変わります。どっちの方が良いってことではなくて、どちらも使えると自分の撮りたい写真に合わせて光源を選べるので幅が広がると思いますね。
LEDライトのメリット
それではLEDライトのメリットです。
メリット①:省スペースで撮れる
個人的には省スペースなのが一番のポイントだと思います!
例えばさっきのアクセサリー写真は自分のデスクで撮ったんですが、パソコンのモニターなんかもあるのであまり広くないんです。ソフトボックスを設置するのは到底無理。
しかしこのLEDライトとゴリラポッドの組み合わせであれば、結構余裕をもって撮影することができます。今まで撮れなかった写真が撮れるようになります。
メリット②:準備が簡単!
準備が簡単なのも非常に良いですね。
ソフトボックスだと、ボックス、ライトスタンド、ストロボの設置などで時間がかかります。
その点、LEDは小さいスタンドを置いて電源に繋ぎ、三脚にカメラをセットするだけ。「ちょっと撮ろうか」ってときにサッとセットできるのは非常にありがたいです。
今回も撮りそびれたカットがあったんですが、簡単に撮り直すことができました。
メリット③:実際の光を見ながら撮影できる
それからLEDはいわゆる定常光なので、実際の影の形や強さを見ながら撮影することができます。
特に今回はパソコンにつないでテザー撮影していたので、実際の陰影を見ながら撮れるのは非常に撮りやすかったです。
ストロボに慣れていない人でも、ライトの強さや角度、距離、レフ板の設置などを簡単に調整することができるので、完成がイメージしやすくていいですね。
LEDライトのデメリット
一方でデメリットもあるので、それも書いておきます。
デメリット:光量が弱い
光量が弱いことは1つの明確な欠点だと思います。光量が弱いということは、シャッタースピードが遅くなるので三脚が必須になります。
一方ソフトボックスだったら1/100秒のシャッターが切れるので、手持ちで撮影できます。
三脚を使うとついついアングルが固定されがちになるので、意外と色々試しながら撮ることが減っちゃうんですよね。そこは僕にとっては結構デメリットかなと感じる部分です。
デメリット②:小さい被写体しか撮れない
光量が弱いことと、発光面積が狭いことが原因で、どうしても小さい被写体しか撮れないです。
この写真でも分かりますが、画面左のアクセサリーには光が強く当たっているものの、右側は光が回り込まず暗くなっています。
多分面積的には30cm×30cmくらいの範囲が限界だと思います。それを超える場合はLEDをもう1つ用意するか、ストロボの天井バウンスなどで補ってやる必要がありますね。
まとめ
ということで、今回はLEDライトを使った撮影方法についてまとめてみました。
僕はこれまでほとんどの撮影でソフトボックスを使っていましたし、今後も本気で撮る場合は確実にソフトボックスで撮ると思います。
ソフトボックス2灯で撮った作例。やっぱりこっちの方が光のクオリティが高い。
しかし、ちょっとしたテーブルフォトや、光の指向性が強くても良い撮影ではLEDライトも十分に使える光源だなぁと感じました。
もっとLEDライトを使いこなすとすると、光量の調整も1%単位で可能なので、例えば2灯使って光の強弱を付けるなどするともっと奥深いライティングが出来るような気がしますね。
ということで、以上LEDを使った物撮りでした。この記事がどなたかの参考になれば幸いです!
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素人かな