EOS R5 Mark IIを予約しちゃったんだからね!

カメラの話

こんにちは、てぴっくすです。皆さんお元気ですか?

実に更新が約2年ぶりとなってしまいましたが、今日は皆さんに自慢です。そう、EOS R5 Mark IIを予約しました!

初めてEOS Kissを買って12年、EOS 5D Mark IVを買って8年。今更マウントを移行するのはかなりハードルが高いんですが、一応カメラブログを開設するくらいにはカメラ好きなので、やっぱり新しいカメラが欲しい!

ということで、今日はこれまでずっと一眼レフである5D4を使っていた人が、最新のミラーレスR5 Mark IIの何に魅力を感じているか、何を準備しているかというような話を書いてみようと思います。

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R5 Mark IIの主な特徴

まずはじめに発表されたR5 Mark IIの特徴を簡単に書いておきます。

  • 新エンジンDigic アクセラレーター搭載による高速・高画質化
  • デュアルピクセル Intelligent AF
  • 視線入力
  • 裏面照射積層型センサーによる高速化
  • 最大8.5段分の手ブレ補正
  • ローリング歪みをR5の40%にまで低減
  • プリ連続撮影
  • 4K120p対応の動画性能
  • Canon Log 2、3対応

他にもたくさんあるんですが、主な部分はこんなところです。

特にセンサーの高速化と新エンジン搭載による恩恵が大きい印象を受けます。AFの高度化や最大30コマ/秒の高速連写、ローリング歪みの減少など、技術の向上による特徴が多く挙げられているのが印象的。

5D4の発表時には感じられなかったワクワク感、新技術盛り込みました感があって非常に良いと思いました。やっぱり大手メーカーであっても攻めた商品展開って大切ですよね。

EOS 5D Mark IVに不満はないのです

一応前提として。

そもそも僕はEOS 5D Mark IVの性能にあまり不満がありません。特にスチル撮影では画素数や画作りに不足を感じることは無いし、手にも馴染んでるし、EFレンズが一通り揃っちゃってるし、何より思った通りの写真を記録してくれるし。むしろ僕の撮影頻度と実力だと5D4でも勿体ないくらいなんです。

それでも、僕が5D4を使っている8年間、特にR5が発売されて以降の技術進化は凄まじく、すっかり自分が知らない世界になってしまいました。そんな世界に改めて目を向けてみると隔世の感を覚える基本性能の向上や、マニア心をくすぐられる変態(褒め言葉)レンズ群がラインナップされてるんですよね。

正直に言えば今の自分には性能が高すぎて豚に真珠な気もするんですが、それでもまぁ、思い切って新しい世界に突っ込んでみよう!と思ったというわけです。

5D4使いから見るR5 Mark IIの魅力

それでは実際のところ、8年間5D4を使っている人間から見て、R5 Mark IIのどのようなところに魅力を感じているのか書いてみようと思います。

ボディ内手ブレ補正

まず、一番魅力的なのがボディ内手ブレ補正です。今やボディ内手ブレ補正なんて当たり前の機能ですが、キヤノンの一眼レフカメラを使っている人にとっては新機能なんですよ!

手ブレ補正は写真の可能性を広げてくれる機能の一つだと思います。レンズと協調制御だと8.5段分。これは机上の空論ですが、35mmで10秒以上の性能。このくらいの制御になると地球の自転の影響(コリオリ力)も計算に入れているというインタビュー記事を以前読んだことがあります。萌える。

僕はスナップ写真を撮ることが多いので、だったら手ブレ補正いないじゃんと言われそうなんですが、やっぱりブレてる写真とブレてない写真、撮り手が選べることに意味があると思うんです。どちらかしか出来ない場合、表現の幅が狭まってしまいますからね。

そして、写真以上に効果を発揮するのが動画撮影だと思います。今どきアクションカムやスマホの超強力な手ブレ補正が当たり前になっていますから、カタカタ揺れる動画は見てられません。

以前5D4で動画を撮ろうと思ってバカでかいジンバルを買ったんですが、実際に使ってみて思うのは、ジンバルって周期の大きな揺れは吸収するけど細かい振動には弱いんですよね。そういう意味でもやっぱり動画撮影にボディ内手ブレ補正は必須の機能だといえるでしょう。

異常に大きいカメラとジンバルを持ってインタビューするアタス

最大8.5段分のボディ内手ブレ補正、その効果がどれほどのものなのかワクワクが止まりません。楽しみ!

電子シャッター・電子先幕

それから5D4に無かった機能として、電子シャッターも凄く嬉しい機能の一つです。電子シャッターはメリットが多く、

  • 撮影時にシャッター音が全くしない
  • シャッターユニットにダメージが無い
  • 振動が少ない
  • 連射時に画面が消えるブラックアウトがない(※)
  • 最高30コマ/秒の高速連写(※)

このあたりはどんな撮り手にとっても嬉しいはずです。(最後の※がついた2つの項目は電子シャッターのメリットというよりはR5 Mark IIの性能)

5D4はミラーも駆動するのでシャッター音が物凄く大きいんですよね。これはこれで気持ちいいんですがシーンによっては厄介で、隣でスマホで動画撮ってる人がいたら全部音が入っちゃうよって話なんで、これがOFFに出来るのは非常に魅力的。

物理シャッターに比べ、電子シャッターはセンサーの読み出し速度が非常に重要で、それが無いと様々な弊害が画に表れてしまいます。その点、ここ数年キヤノンのセンサーは本当に進化したなぁと感じますね。楽しみ!

画質の向上

RFマウントに変わることによって画質や撮影体験が向上するのも楽しみなポイントです。RFマウント発表当時からバックフォーカスが短くなるメリットとして画質向上がアピールされまくっていましたからね。

そういうハード面での変更はもちろん、瞳感知によるAFやAI AF、ニューラルネットワーク処理など、ソフト面での進化による画質向上も著しいのが最近のカメラの特徴といったところでしょうか。

マウントが変わり、EF時代に比べるとレンズもかなり高価になった(イチから書い直さないといけない)わけですが、きっとそれ以上の画質向上が見込めると思うんです。楽しみ!

バリアングルなどのエルゴノミクスデザイン

そして今更な気もするんですが、バリアングルも嬉しいんです。これ、あると無いじゃ全然違いますよね。

いや、バリアングルが嬉しいとか書くと15年くらい昔の時代かよと思われそうですが、なんと5D4には無かったんですね~。当時は「バリアングルは初~中級カメラの機能」みたいな風潮があったように記憶しています。

当時は「バリアングル無いんだぜ、硬派だろ?」みたいに言い張ってましたがぶっちゃけ使いづらい。

バリアングルはローアングルやハイアングル時の撮影に効くイメージがありますが、僕は「狭い空間で三脚に乗せて物撮りをする」みたいなときにあったら良かったなぁと感じていました。あと動画撮影時とかね。

他にエルゴノミクスという点でいえば、録画中はモニターに赤枠が表示されたり、タリーランプがカメラ前面にあったりと、特に動画撮影面で改善されてるポイントが多いように思います。

楽しみ!

動画性能(特に4K120p)

で、動画撮影に関していうと、5D4は写真撮影に比べると動画性能への不満が大きかったです。

前述の手ブレ補正やバリアングルが無いことに加え、4K30pまでしか撮れないし、30分制限があるなど実用にはイマイチ足りていないというのが正直な感想でした。特に4K30pの制約は5D4が発売された2016年当時でも不満があったので、ようやく4K60pが扱えるのは非常に嬉しい。当時と違って今や4Kテレビやモニターが随分普及しましたからね。

先のエルゴノミクスもそうですが、熱対策やCanon Log搭載なんかも含めてかなり動画性能が向上しているように感じます。楽しみ!

今まで使えなかったレンズが使える

それから、これはキヤノン純正とは違う話になるんですが、RFマウントになれば今まで使えなかったレンズが使えるようになるのも楽しみです。

具体的には、オールドレンズやアナモルフィックレンズなどですね。僕はもともとアナモルフィックレンズに憧れを抱いているので、いつかは挑戦してみたいところ。

それとLマウント(オールドレンズの方)とRFのマウントアダプターは何故か持っているので、それですでに購入済みのキヤノンのオールドレンズを使うのも楽しみです。楽しみ!

ライティングをした作例
こういう昔のバルナック型カメラのオールドレンズがデジタルで使えるようになる

5D4使いがR5 Mark IIに向けて準備するもの

続きまして、購入すべき関連製品です。EOS 5D Mark IVとR5 Mark IIでは規格が色々変わっているので、新たに購入する物が必要です。

手に入ったものと手配中のもの、そして品不足で手に入ってないものがあるので、簡単にご紹介しておきます。

対応レンズ

35mm/1.8のレンズ。すでに届いている。

まず対応するレンズが必要なんで、それを先に購入しました。とりあえず、「RF35mm F1.8 MACRO IS USM」です。

本当は24-70mm/2.8くらいが欲しかったんですが、品切れ中で手に入りませんでした。なので、ISの協調制御に対応してて楽しそうで今手に入る35mmをチョイス。もともとEF40mm F2.8 STMというパンケーキレンズが大好きなので、それに近い感じで扱えるかなという期待もあって楽しみです。

今後、手持ちのEFレンズから少しずつ買い替えていこうと思っています。

メディア

それからメディアも買い直しです。

5D4だとCFカードとSDカード(UHS-I)でしたが、R5 Mark IIはCFExpress TypeBSD(UHS-II)となっています。つまりどっちも買い直し。これも物凄い出費!

UHS-IIのSDカードはたまたま新品を持ってたので良かったのですが、CFExpressは持ってないので購入。325GBで39,000円もしました。メディアが悪いとカメラの性能をフルで発揮出来ないのはよく分かっているので、奮発です。

といってもAmazonのポイントが33,000円以上あったので、実質5千円程度で購入できました。5D4のときは64GBのCFを一番最初に買って以来買い足す必要は無かったので、多分一生325GBでいけると予想しています。

マウントアダプター

それからマウント移行する際に必需品であるEF-RFマウントの変換アダプターなんですが、なんと品薄で買えていません!現時点でこれが一番必要なものなんですけど、売ってないんだから仕方ない。予約してるんですけど、一部によると納期4ヶ月とか。

その代わり、RFとLマウント(オールドレンズのマウント)の変換アダプターは何故か持ってるので、せっかくなんでオールドレンズ遊びも楽しみたいと思います。

その他

その他にはキヤノンのプロフェッショナルストラップ、CFExpress対応のカードリーダーなどなど、まだこれから小物を揃えないといけないようです。なんやかんや、お金がかかりますね😅

R5 Mark IIの不満点

買ってもないのに何やかんや書いてますが、最後に(こちらも買ってもないのに)不満点を2つ(と1つ)だけ挙げておきます。もちろん発売前の予想なので、実際に発売されたら気にならない可能性もありあます。

クロス測距じゃない

今回からデュアルピクセルCMOS AF IIがデュアルピクセルIntelligent AFに進化しました。これは専用のチップを搭載し、AIの力を使ってAF性能の向上を図ったもの。動体予測が段違いにレベルアップしているとのことで非常に期待できます。

しかしその一方で、クロス測距じゃないんです。同時に発表されたEOS R1はクロス測距が搭載されたんですけどR5 Mark IIには搭載されなかった。

というのも、極稀にデュアルピクセルAFが苦手とする被写体(横線しかないようなもの)っていうのがあって、そういう場合は一工夫しないとAFが迷うことがあるんですよね。特に静止画を撮ってるときに感じることがあるので、ここは頑張ってR5 Mark IIもクロス測距を搭載してほしかったなぁというところ。

まぁこれは5D4のライブビューとEOS R(みんな忘れた最初のRF機)のEVFのときに感じた不満点なので、昨今では改善されているのかもしれません。

値段が高い・入手性が悪い

そして最後に、やっぱり金額が高いですね!今回本体はMapCameraで予約してるんですが、約60万円!5D4を買ったときは確か42万円だったと思うので約1.42倍!
もちろん性能はそれ以上に向上してるし物価もドルも上がってるので納得ではあるんですが、特に今回はマウントごと変更なので、EFレンズを売却するにしても、100万円仕事です。さて、何回払いにしようか。

しかもそこにきてRFレンズの供給が追いついておらず、標準ズームもマウントアダプターも入荷待ちという始末。非常に入手性が悪化しています。
R5 Mark II本体も例外ではないく、供給が追いついていない旨アナウンスされているので発売日に手に入るかは不明。

実はR5のときも「発売日にご用意できません。次回入荷は未定です。」のメールが届いて、その当時は(ブログのアクセスアップを狙ってたので)発売日に買えないならいいや、ってなことでキャンセルした経緯があるんです。今回は少々遅くなっても購入しようと思っているんですけど、できれば発売日に手に入れば嬉しいなぁと思っています。

ほんと、金額にしても供給にしても、この8年間で世界情勢や為替が大きく変化したんだなぁと実感する次第です。(今回の購入原資である500円玉貯金の預入手数料も8年間で凄く高くなっててビックリ

YouTubeでの発表会がショボかった

あとしょうもない話ですが、R5 Mark IIの発表会(YouTubeで開催)が期待外れでした。なんか、初代R5のときは見ててワクワクしたのになんでじゃろうか?

R1と同時発表だったからかもしれませんが、なんか司会者の人も緊張しまくってて、見てるこっちまで緊張してたらそのまま終わってました。ちょっと残念だった。

まとめ

ということで最後わけわからなくなりましたが、EOS R5 Mark II予約したよ!という記事でした。

今回の購入は自分としてはかなり思い切った決断です。それは本体の値段もさることながら、マウントがEFからRFに移行しないといけないからなんですけど、自分の撮影頻度や腕前について考えると「5D4で良いんじゃないの?」とずっと迷ってるからなんです。

それでも、一生EFマウントのままいけるかというとそれも無理かなぁと思っていて、どうせいつかはミラーレスに変わらないといけないわけですから、今回から僕も一歩遅れてフルサイズミラーレスの世界に入っていこうと決断した次第でございます。

とりあえず、今回のR5 Mark IIは長年貯めてきた500円玉貯金とカードローンを駆使しして購入します。EFの頃のようにじゃんじゃん機材を買うのは難しいかもしれませんが、届いたらちょくちょくブログを更新する予定なので、ぜひ楽しんでいただければ幸いです!

カメラの話
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コメント

  1. n0r1h1r0n より:

    てぴっくすさん、ご無沙汰です!
    R5Mark2を予約されましたか〜!早いですがおめでとうございます

    かく言う自分も6月に5D3を手放しR6Mark2ボディを購入しましたよ!キャッシュバックの恩恵にあやかり、なんとか現代に追いついた感じです。(レンズまではさすがに無理だったので既存のEF資産を流用してます〜)

    • てぴっくす てぴっくす より:

      n0r1h1r0nさんこんにちは!こちらこそ、ご無沙汰しておりますm(_ _)m

      ミラーレスに移行されていたんですね!おめでとうございます!^^
      EVFは違和感なく使えていますか?
      僕も、レンズの買い替えは少しずつ少しずつやっていこうと思っています。
      以前に比べると写真を撮る時間自体も減ってきていますしね。

      でも僕にとっては未知の世界なのでとても楽しみです♪

      • n0r1h1r0n より:

        こちらはSNS用の撮影頻度は少なくなってますが、家族写真は購入2ヶ月でメチャ増えましたね!毎週末どこかへ出かけては家族相手に激強トラッキングAFを楽しんでます!
        EVFは素直で直感的ですし、もうホント全てがアプデされています!何年も5D3で突っ張ってたからかガラパコス化が酷いww

        • てぴっくす てぴっくす より:

          あ~そうなんですね!こりゃワクワクしますねぇ!
          僕もずっとOVFだったんで、新しい技術に追いつくまでに時間がかかりそうです!
          楽しみ~!