作例あり!EOS Rを一足先に使ってみたので感想を書く!

カメラの話

今日はキヤノンフォトサークル会員限定のイベントで、EOS Rを一足先に体感してみようイベントがあったので、行ってきました!

1時間ほどRF24-105mmやEFレンズなど、色々自由に使わせてもらった上、データも持ち帰らせてもらたので、載せてみます!

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写真

さっそくですが、撮った写真を感想と一緒に載せてみます!

今回は広島のキヤノンの周辺を一人で歩きながら、主にRF24-105mm F4L IS USMで撮った写真になります。すべてjpeg撮って出し。クリックで少し大きくなります。

まずは逆光気味のシーン。こういう露出をシビアにコントロールしたいときはEVFが便利ですね。


RF24-105mm F4L IS USM 24mm f/11 1/100sec ISO-100

逆光シーンではゴーストの出方も確認できるし、何より目が痛くならないのが良い。(センサーはダメージ受けっぱなしだろうけど…)

RF24-105mm F4L IS USM 35mm f/22 1/80sec ISO-100

ピントも液晶ドラッグでAF枠を移動できるので構図が決めやすくなります。

RF24-105mm F4L IS USM 24mm f/5.6 1/200sec ISO-100

端の方までAF枠が動くので、ゆったりと撮れる場合はAFをロックすることが減りますね。急いで撮るときはAFロックの方が圧倒的に早いですけど。

RF24-105mm F4L IS USM 105mm f/4 1/250sec ISO-100

色味は「キヤノンの色」という感じ。普段5D4を使っていますが、全く同じ画質で安心して撮れました。

RF24-105mm F4L IS USM 72mm f/4 1/80sec ISO-320


RF24-105mm F4L IS USM 105mm f/5.6 1/2000sec ISO-100

あと、ピクチャースタイルの話になりますが、「スタンダート」のシャープネス設定が変わっているので、等倍で見たときにリンギングが減ってシャキッとしたなぁという印象を受けました。

RF24-105mm F4L IS USM 47mm f/4 1/800sec ISO-100

これを等倍に切り出したものがこちら。

具体的には、今まで「強さ:3、細かさ:4、しきい値:4」だったものが、「強さ:4、細かさ:2、しきい値:4」に変わっています。3000万画素以上の時代にはこっちの方が合ってて、良いと思います。

因みに5Ds以降に発売された一眼レフでも、ピクチャースタイルの編集で同じ操作が出来ます。5D4や6D2を使っている方はこの設定を参考にしてみると良いかもしれませんね。

他にも、ミラーの振動がないからなのか、ミラーレスだからAF精度が高いのか、僕が普段手ブレ補正なしのf/2.8のレンズを使ってるからなのか、RFレンズが良いのか、それらすべての複合なのか分かりませんが、クリアになったなぁという印象を受けました。

RF24-105mm F4L IS USM 105mm f/5.6 1/125sec ISO-500

いずれにしても、AFの精度の高さではミラーレスの方が上で、スナップだとやっぱり気持ちが良いです。

一方で、凄く小さいものには合わず奥に抜けてしまったり、デュアルピクセルAFの弱点である真横の被写体に合わせられなかったりという場面があったので、そこはキーっ!!となりました。
まぁ一眼レフにもミラーレスにもそれぞれ得意不得意がありますね。

あとスローシャッターで撮ったりしました。RF24-105mmは本当によく手ブレ補正が効きますね。

RF24-105mm F4L IS USM 47mm f/18 1/25sec ISO-100

あと流し撮りなんかも。

RF24-105mm F4L IS USM 63mm f/9 1/10sec ISO-100

下手なんで中央にこなかった。
それほどシビアに試したわけではありませんが、EVFの遅延はほとんど感じず、動き物でもそれほど苦労することはなさそうです。

EFレンズも付けてみた

あとレンズアダプターも借りれたので、EF85mm F1.4L IS USMも付けて使ってみました。

EF85mm F1.4L IS USM 85mm f/1.4 1/1600sec ISO-100

当然っちゃ当然ですが、全く、何の問題もなく、使えます。ただレンズアダプターが必要になるので、EFレンズとRFレンズを使い分けるときに結構面倒くさいです。

大口径レンズを使ったときに、ミラーボックス欠けが出来ないのは良いですね!一眼レフだと盛大に欠けますからね。

EF85mm F1.4L IS USM 85mm f/1.4 1/640sec ISO-100

ただこの被写体(枯れ葉の部分です)にAF枠を持っていったのに、何度も奥に抜けてしまいました。時々AFの挙動がよく分からなくなります。設定の問題かなぁ。

RF50mm F1.2L USM

最後に、今回最大の魅力である、RF50mm F1.2L USMも室内で少しだけ試させてもらいました。

こちらはキヤノンさんの窓から撮った景色。開放です。

RF50mm F1.2 USM 50mm f/1.2 1/8000sec ISO-100

これ、右上のDaiwaってとこにピント合わせてます。これを等倍で切り出すと…

これです!これ開放1.2の周辺の画質ですよ?正直これにはビックリしました。

ボケ具合は良い写真がない。のでキヤノンさんより頂いたありがたい水をご覧ください。

RF50mm F1.2 USM 50mm f/1.2 1/400sec ISO-100

あとキヤノンさんが敷いたありがたいカーペットも撮りました。

RF50mm F1.2 USM 50mm f/1.2 1/80sec ISO-100

薄暗い部屋の、黒い被写体にも迷わずスッと合うAF性能はやっぱり流石だと思います。

感想

ということでEOS Rを試したよ!という記事でした。

良かった点

ではまずは良かった点から挙げてみます。

  • 作りがしっかりしている
  • 小さすぎないのでホールドしやすい
  • AF精度が高い
  • 画質はちゃんとキヤノンのフルサイズの画質
  • カスタマイズ性が高いので、操作にはほとんど困らない
  • EVFは使いやすかった
  • ピントピーキング機能が良い
  • ミラーボックス欠けが出来ない
  • サイレントシャッターは本当に無音
  • 新しいRAW形式CR3はだいたい平均して30MB強くらい
  • ちょっと使った感じでもRFレンズの良さが分かる

僕のミラーレス経験はEOS M5を1週間ほど使った程度なんですけど、あのとき感じたオモチャ感はありませんでした。M5使ってたときより5D4使ってるときの感覚に近いです。これは危惧してたとこなので非常に良かった。

操作性に関しても、ボタンの数もそこそこある上、かなりカスタマイズ性が高いので、ちゃんと設定すればかなり使いやすくなると思います。
僕も親指AFはじめ、普段5D4で使ってる設定にかなり近づけて使用しましたが、1時間程度でほとんど迷うことなく使えていました。
一眼レフからの移行でもすぐ慣れると思います。もちろん、一眼レフと併用するとかなり頭がこんがらがるし、ボタンが多い5D4の方が使いやすいのは使いやすいですが、それでもかなり操作しやすいです。

あと、ほんのちょっとの使用ですが、RFレンズの品質は高いなぁと強く思いました。
EF24-105mmの2型とRF24-105mmを比べると本当に雲泥の差で、EF24-70mm F2.8の2型と比べても全く違和感のない描写だったので、F2.8の明るさが必要ない場合はこのRF1本に絞っても良いかもしれません。

RF50mmは言わずもがなですね。

良くない点

続いてイマイチな点。

  • マルチファンクションバーは全く使う必要がない
  • マルチコントローラー(ジョイスティック的なやつ)が欲しい
  • Q(クイック)ボタンが欲しい
  • Fvモードの利点がイマイチよく分からない
  • EVF内でプレビュー再生している状態から次の撮影に移るまでのラグが厄介
  • 真横の被写体(例えばブラインドみたいな横縞模様)に合焦しづらい
  • ボディ内手ブレ補正が無い
  • シングルスロット
  • ワクワク感がない

エルゴノミクスはまだまだ改善の余地があると思います。
特にマルチファンクションバーはイマイチだとハッキリ申し上げたい次第。せっかくいい場所にあるんで、ここはもっと工夫して、違うなにかを置いた方がもっとカメラを活かせる気がします。ここは今後に期待。

あと同じエルゴノミクスで言うと、5D4にはマルチコントローラーがあって、そこでAF枠を動かしたり、押下でAF枠を中央に戻せたりするんですけど、そのボタンがないのは5D4使いにはちょっとしんどい。
僕が確認した限りでは、AF枠を真ん中に動かすのは、AFエリア選択ボタンを押し、ゴミ箱ボタンを押して初めて中央に戻る仕様になってたので、手間がかかり過ぎだと思います。
EOS Rの場合、液晶をドラッグすればAF枠を動かせるんで、それをダブルタップすれば中央に戻るとか出来ると良いかもしれません。(もうあったらごめんなさい。)

そんでタイムラグの話。
EVFでは撮った写真をプレビューできて、これはファインダーから目を離す必要がないという利点はあるのですが、そのプレビューから咄嗟に次の撮影に移ろうと思ったとき、ラグがあります。それでシャッターチャンスを逃すことも。
これってハード面での性能の問題もあると思うんですが、いいシーンを撮り逃す原因になりますので、ぜひ頑張ってほしいポイントですね。(レッドブルの車が来たのにそれで逃してしまった!!)

そして最後にワクワク感の話。
RFレンズにはワクワクするんですよ。特にRF50mmは本当に欲しいなと思う。
しかしそのワクワク感、「俺既にカメラ持ってるけどもう一台欲しいんだよぉ~~~」ってなるあの感じが、EOS Rには無い。むしろ「RFレンズが使おうと思ったらEOS Rも買わなきゃならんのか~!」って感じ。
これは僕が既に5D4を持っててそれに不満が無いからというのもあると思いますが、不思議かな、SONYのα7シリーズにあるあのワクワク感が、このRには無い。

もちろんキヤノンのカメラの良さはそういうワクワク感では無いことはよく分かってるんですけど、もうちょっとやりようがある気がするんです。

例えば、

  • ローリング歪が出ても良いから電子シャッターで超高速シャッター使える
  • TS-Eレンズが売れなくなる恐れもあるけど被写界深度合成できるようにする
  • 外国での関税が高くなるかもしれないけど動画の撮影30分超えて録画できるようにする
  • ダブルスロット機が売れなくなるかもしれないけど、USB-Cでリムーバブルディスクに画像をコピー出来るようにする
  • センサーを動かしてボディ内手ブレ補正やハイレゾショットが出来るようにする

など、安心・確実性をスポイルせずとも魅力を追加することは可能だと思うんですよね。仮にボディ内手ブレ補正とハイレゾショットが搭載されてたら、5D4ユーザーでも買い換える人は出てくるはずです。

もちろんボディが完全に普及帯価格なので、その枠内でどこまで出来るかという問題もあったとは思いますが、今だと正直RFレンズの良さに対してボディが負けちゃってるかな、という印象を受けてしまいます。まぁ今後に期待ですね。

EOS R総評

ということで偉そうに素人が妄想じみたことを語ってみましたが、以上がEOS Rの使っての僕なりの感想になります。

総じて、使い勝手は良いし画質も良いので、

  • 今使ってるカメラをそろそろ買い替えたい人
  • RFレンズに魅力を感じる人
  • 1/4000秒までのカメラを使っている人
  • 少しでも軽いシステムが良い人

には良いと思います。スペック表だけ見ると、さっき書いたようにワクワク感があまりないですが、実際に使ってみるとかなりしっかりしたカメラなのは間違いないです。5D3からの買い替えとかもアリかなぁと思いますね。

それ以外に、5D4で満足してたり、今あるレンズシステムで満足してる場合、あとRFレンズよりも他社レンズに魅力を感じる場合は見送ったら良いんじゃないかなぁという感じですね。

ダダダダーっと書きましたが、こんな感じで終わりたいと思います。
誰かの参考になれば幸いです!

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