AmazonブランドのPLフィルターを試す!

その他

先日EF24-70mmのレビューで、「径82mmはフィルターがとにかく高い!」というようなことをチラっと書きましたが、その概念を覆す商品を発見しました。

それがAmazonブランドの円偏光フィルターです。52mm~82mmを超低価格でラインナップ!

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外観

色んなレビューが載っていましたが、この金額なら自分で確かめてみたい!と思い、早速82mm径を購入。

フラストレーション・フリー・パッケージ的な、簡易な梱包で届きます。
Amazon-PLフィルターのフラストレーション・フリー・パッケージ

開けたところ。ケース自体も簡易ですが、モノとしては必要十分なので余計なコストが掛かっておらず良いと思います。
Amazon-PLフィルターのフラストレーション・フリー・パッケージ

白のケースを開けるとこんな感じで入っています。フィルターの作り自体にはまったく安っぽさがありません。
Amazon-PLフィルター

以前EF16-35mm用に購入したKenkoの薄型と比べてみました。
Amazon-PLフィルターの厚み
左がKenko、右がAmazon。

ご覧のとおりAmazonは結構厚みがあるので、超広角レンズではケラレが発生するようです。でも24mmでは大丈夫でした。

色味も比較。
Amazon-PLフィルターとKenkoの比較
Kenkoの方が濃く、かつちょっと青っぽい気がします。逆にAmazonの方が薄く、茶色っぽい印象を受けます。

因みに値段を比較すると、僕が買ったKenkoの薄型がこちら。

超広角用に仕方なく薄型を購入したんですが、径が77と82で違うのに価格がここまで違います。Kenkoは薄くても強度を保つためだとか色々あるんでしょうね。

Kenkoとの比較

安い商品を見るとまず気になるのがその性能。安物買いの銭失いにならないか?というのは誰しも考えることでしょう。

ということで、撮り比べてみることにしました。日本国内のフィルターメーカーとして超一流のKenkoさん。そこのフィルターと比べればAmazon製品の品質を計り知ることが出来ます。

Amazonブランド(82mm)と、半年ほど前に購入したKenkoのスーパースリム(77mm)を比較してみました。

条件

  • AmazonをEF24-70mmに、KenkoをEF16-35mmにつけて、それぞれほぼ同じ画角(約35mm)になるように調整
  • 絞りはf/5.6に調整
  • Avモードで同じ明るさになるように設定
  • ホワイトバランスはどれも太陽光
  • PLフィルターの効果は一部分(メガネを置いてある下の木の部分)の色が一番強くでる状態に設定

単純な比較

メガネを置いてある木の部分の反射具合を見て下さい。

まずはAmazonのON/OFF比較。フィルター無し。1/15秒。
24-70mm

AmazonフィルターON。1/6秒。
24-70mmPLメガネ下の木の色がハッキリしているのが分かると思います。シャッタースピードは1と1/3段分遅くなりました。

続いてKenko。フィルター無し。1/15秒。
16-35mm

KenkoフィルターON。1/6秒。
16-35mmPL
こちらも1と1/3段分シャッタースピードが遅くなっています。

重ねて比較

もう少し具体的に特徴を比較するため、何パターンか画像を重ねて比較します。(画像中央のマークをドラッグすることで比較できます。)

まずはAmazonブランドPLフィルターの有り無し比較。

Kenkoの有り無し比較。

続いてKenkoとAmazonの比較。

結果

  • 反射除去の効果はどちらも同じ
  • 露出低下もどちらも同じ1と1/3段
  • 色味が若干変わる

色味に関してはフィルターの見た目そのままですが、Kenkoの方が少し青っぽく、Amazonの方が黄色っぽいです。どちらも若干色かぶりしていますが、実際の色に近いのはKenkoの方でしょう。

厳密に色に拘る場合はどちらもフィルターを付けた状態でグレーカードを撮っといた方が確実かもしれません。

しかしごく普段の撮影であれば十分オートホワイトバランスで対応できる範囲だと感じました。(実際にAWBで撮ったら差異が少なくなります。)

まとめ

長々と書きましたので、ここいらでまとめに入りたいと思います。

良い点

  • 値段がとにかく安いので大口径でも使える
  • 画質も問題無し
  • すなわちコストパフォーマンスが非常に高い

気になる点

  • 厚みがあるので広角では使えない
  • Kenkoより少しだけ色味の変化が大きい

従来のPLフィルターは値段が高い上、消耗品(必要なときだけ取り付ける通常の使用方法なら6、7年が耐用年数と言われています)なので、コストパフォーマンスは決して良いとは言えませんでした。

そんな中登場したAmazonブランドのC-PLフィルターは、お財布に優しい庶民の味方フィルターです。一般的なメーカーの日本製のものと比べると半額以下で購入できます。

撮り比べて分かったように、PLフィルターとしての効果は他のものと比べても遜色なく、色の変化も個人的には十分許容範囲と言える程度でした。

広角レンズでは使えないという欠点があるので万能とは言えませんが、標準~望遠域では十分でしょう。

というわけで、Amazonブランドフィルター、コストパフォーマンスも良く、今後もお世話になると思います。オススメ!

因みに普通の保護フィルターもAmazonブランドがあるみたいです。これまた安いですね。

その他
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コメント

  1. 匿名 より:

    参考になりました!ありがとうございます

    • てぴっくす てぴっくす より:

      匿名さん、コメントありがとうございます!
      参考になったようで大変うれしいです!