ニコンさんより、待ちに待った「フィルムデジタイズアダプター ES-2」がついに発売になりました!
これ、デジカメ+マクロレンズを使ってフィルムのスキャンが手軽に出来るようになるというスグレモノ!
早速購入したので、キヤノンのEF100mmマクロを使ってレビューしてみますよー!
フィルムデジタイズアダプターES-2
そもそもフィルムデジタイズアダプターってなんぞや!という説明から。
ネガフィルムをデジタル化する場合、フィルムは透過原稿なので通常のスキャナーでは読み込めません。
フィルムスキャン用のスキャナなども発売されているのですが、手頃な価格帯の物は画質が悪いためあまり実用的ではありません。
そこで有用なのが、デジタルカメラ+マクロレンズを使って読み込む方法。
これならデジカメの画素数+マクロレンズの解像感で読み込めるし、RAW現像ソフトで扱えるので、実はかなりいい方法なんです。
なので僕は以前は自作のスキャンスタンドでデジタイズを行っていました。
ただこの方法は、1コマの撮影ごとにピント調整や画角調整が必要となるため、非常に時間が掛かって億劫だったんです。
そんな面倒な作業を全部ワンセットにしてくれたのがES-2ってわけです!
内容物
まずES-2本体。
これはネジ部分を回せば伸び縮みしたり角度調整できたりします。
ネジが切ってある部分の径は52mmなので、52mmのフィルター径を持つレンズに使えます。
続いてストリップフィルムホルダーFH-4。ここにフィルムをセットします。6枚セット出来るので読み込み効率は良いです。
ホルダーの開いた部分のクローズアップ。蝶番の部分にはちゃんと金属の棒が入っており、耐久性も高そうです。
ただ、一度パチンと閉めてから再び開こうとしたとき、手袋してると少し開きにくかったです。
スキャン時はだいたい手袋してるんでちょっとやりづらさを感じました。
ネガフィルムを挟むとこんな感じ。
ホルダーにフィルムを綺麗にセットするのが大切なんですが、ガイドが少ない関係で少し難しかったですね。
で、ES-2にセットするとこのようになります。
ホルダーをES-2本体のセットする際、コマごとにクリック感があるので、写真を取り込んで次のコマにスライドさせるような場合にいちいちファインダーを覗いて確認する必要がありません。
他にフィルムホルダーはスライドマウントホルダーFH-5も付属しています。ポジフィルムなんかの1コマごとにスライドに入れられているフィルムもこれで対応できます。
あとはアダプターが2つ。これらはニコンのマイクロレンズ用のアダプターですが、キヤノンのEF100マクロで使う場合、両方使います。
アダプターA。フィルター径は52mm(オス)と62mm(メス)。
アダプターB。こちらもフィルター径は同じく52mmと62mm。Aとは長さが違うだけです。
以上が内容物。
ニコンの対象のマイクロレンズを使う場合は、このセット内容だけでデジタイズ出来ます。
コメント
取り扱い方法大変参考になりました。
ES-1を使っていますが、フィルムセットに苦労しています。
フィルムホルダー「FH-1」が別売りとなっていますが、
ES-1にホルダーが使えますか?わかればお教え願います。
宜しくお願いします。
葛島さん、コメントありがとうございます。
ホルダーがES-1で使えるかどうかですが、僕自信がES-1を持っていないので分からないというのが正直なところです。
そこで、ES-2を横から見たところの写真をアップしてみます。
ご覧の通りES-1とは内側の金属のストッパーの形が違うのですが、ES-1の方がキツそうに見えるので、厚さが入るかどうかが問題ですよね。
因みにホルダーFH-1の高さ53mmほど、厚さが4.8mmほど(実測値)となっていますので、参考にしてみて下さい。
非常に参考にさせていただきました.
私もES-2をキヤノンボディで使ったのですが,本体が7Dだったり,レンズがヤシコンのマクロだったりとかなりトリッキーな組み合わせになりましたが,案外素直に組み上げることができました.
Tsc183さん、コメントありがとうございます。
ブログ拝見させて頂きましたが本当に綺麗にデジタイズ出来ていますね。
キヤノンAPS-Cボディの場合は1.6倍問題を考慮する必要があるので余計にややこしくなりますよね。
無事組みあがって何よりです!
きっとTsc183さんのブログもどなたかの参考になるでしょう!