いや~食中毒にかかって暫く寝込んでおりました!
風邪っぽい日に友人と鶏のレバ刺しをパクパク食べてたら、案の定自分だけやられました。参った参った!
そんなわけで全然写真を撮っていないので、今日はまたまた5D4のお話です!
今回はカメラの色、ホワイトバランスについてです。
どうも5D Mark IVのオートホワイトバランス(AWB)が安定しないときがあるんで、その辺について考えてみようと思います。
原因が何となく分かるだけでもずいぶん対策しやすくなるってもんさ!
実際の写真
今のところ顕著にホワイトバランスが狂ったのは2回なので、その2回の写真を載せてみます。
どちらもAWB「雰囲気優先」で撮ったものをそのままサイズだけ調整しています。
1回目:運動会(屋外・曇り)
以前のブログにも載せた運動会の記事。これでパシッパシッっと連写気味に撮っていたとき。(顔はボカしています)
ずっとこっちに向かってくる人を撮ってたんですけど、僕の前を横切った瞬間、
もちろん撮影中にホワイトバランスの設定を変えたわけではありません。
2回目:イベント(屋内・電球)
続いて知人のお店でのイベントの写真。
お客さんが作ってきたおかし(トリック・オア・トリート!)を立て続けに数枚撮った時。
横から遠慮がちにしか撮れないあたりに僕の性格が表れてる気がしますが、ご覧のように2枚目だけちょっと緑っぽくなっています。
考えられること
最初は最近新たに加わったAWBの「雰囲気優先」・「ホワイト優先」設定が関係してるんかなーと思いましたが、キヤノンのHPを見てみると、
[オートホワイトバランスについて]
標準設定のAWB(雰囲気優先)では、白熱電球(タングステン光)下などで撮影したときに、その場の雰囲気を重視してやや赤みがかった写真になります。AWBW(ホワイト優先)を選ぶと、赤みの少ない写真にすることができます。なお、従来機種のEOSデジタルカメラのオートホワイトバランスに合わせたいときは、AWB(雰囲気優先)を選びます。
と書いてあるので、雰囲気優先は従来のAWBと変わっていないようです。
じゃ何が原因だいということで、色々調べてみました。
1回目:運動会の原因は多分帽子の色
まぁこの写真の場合はどう見ても帽子の色に引っ張られてますよね。
実際にはカメラが「今紫かぶりの光源だぞ、だから反対側の黄緑に調整しよう!」と判断しているんです。
事実、同じAWBで青紫側に調整してやると、
このように画面内に何か強い色があったりしてカメラが正常に判断出来ない場合、そちらに強く引っ張られることがあるようです。
こういうときは基本的なことですが、プリセットのホワイトバランスを設定しておくのが良いでしょう。
2回目の原因は多分フリッカーレス。
これがさ~っぱり分からなかったのでずっと5D4の説明書を読んでたんですが、ふと「フリッカーの影響を低減する」の項に、
<P><Av>モードで連続撮影中にシャッター速度が変化したときや、同一シーンでシャッター速度を変えて複数枚の撮影を行ったときは、撮影画像の色あいが異なる(ばらつく)ことがあります。色あいの変化が気になるときは、<Tv><M>モードでシャッター速度を一定にして撮影して下さい。
との記述があることに気づきました。
※そもそもフリッカーレスって何ぞや?という方は下記リンクを御覧ください。
早い話、フリッカーを起こす光源は1秒間に100回以上の周期で微妙に明るさと色が変化しているので、シャッタースピードが変わると色も変化しちゃうよ、ということです。
確かに今回撮った写真の撮影データを見てみると、1枚目と3枚目は1/125秒なのに色が違う2枚目のみ1/160秒になっているじゃないですか。
フリッカーレスは屋内撮影の強い味方で大変重宝する機能ですが、光源の色も周期的に変化している以上こういう現象も発生するので、その場合は説明書通りシャッタースピードを変えずに撮る必要があるようですね。
まとめ
というわけで、僕が遭遇した色転び現象とその原因の推測でした。
根本的な解決策を示しているわけではありませんが、少しでも頭の片隅に置いておけば現場で焦らず対応できるかもってことで、今回記事にしました。
画面内の色や光源そのものが大きく変化する中で、全てをカメラ任せにして撮影するのはまだまだ難しいようなので、少しずつ自分の技術も上げていきたいなぁと思う次第です。
というわけで僕の浅はかな考察でしたが、また何か気付いたら追記していこうと思っています。終わり!
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