写真編集から動画編集までを念頭に置いた、デスクトップパソコンを購入しました!
今回は自分が買ったPCの説明と、あと今後写真編集用にPCを新調しよう!と思っている方向けに、オススメPCなんかも書いておこうと思います!
購入の経緯
そもそもなぜ今のタイミングでPCを買い替えたかというと、前まで使ってたPCがもうかれこれ3~4年、ずっと調子が悪かったんです。
XPS STUDIO
前に使っていたDELLのPC
具体的には1日に何度も突然シャットダウンしたりブルースクリーン出たり、最近ではまともに起動しないし、CDの書き込みも出来ない。
マジでWindowsの更新中にフリーズしたりするんで毎日ヒヤヒヤしたりストレスを感じながら使っていたのです。
とはいえ買い換えるとなると高い買い物になるんでだましだまし使ってたんですけど、そろそろ限界なので思い切って買い替えた次第です。
購入資金
購入資金は「キヤノンのフルサイズミラーレスが出たら買うぞ!」と心に決めて、5D4購入依頼ずっと続けていた500円玉貯金です。
貯めた貯めた!
購入方法
PCが本気で大好きなら完全に1から自作すれば良いのでしょうが、当然そんなスキルなぞ持ち合わせていないので、今回はBTOという、自分で主要パーツを選んでプロに組んでもらう方法にしました。
お店はパソコンショップの大手、ドスパラさんです。
ドスパラでは、基本的な構成が何パターンかあって、そこに自分好みのパーツをチョイスするという形になります。
なので当然選べるパーツにも限りがありますが、「このパーツとこのパーツは相性悪くて動作しない」とか、「これがこのPCケースだと干渉してうまく入らない」なんてことを一切心配することなく購入することが出来るので、僕のような自作したことのない人間でも安心です。
もともとBTOの大手だからというだけの理由で選んだんですが、結果的には非常に良かったです。
スペック
(画像はドスパラより引用)
それでは今回のPCのスペックです。
今回は先述の通り、ドスパラさんにてraytrek ZF(レイトレックZF)というモデルをベースにしました。
基本スペックは以下の通り。商品ページには書いてないけど、商品の構成表に記載されていたついても書き込んでおきます。購入時期によっては多少構成が変わっているかもしれないのでご注意ください。
- CPU:Intel core i7-9700K
- メモリ:32GB DDR4
- GPU:NVIDIA GeForce RTX-2070 8GB(Palit製GamingPro)
- マザーボード:ASRock
- ストレージ:SSD 500GB(W.D. WDS500G2B0B)
- ストレージ2:HDD 2TB(TOSHIBA製 7200rpm)
- ドライブ:DVDドライブ(HLDS GH24NSD5)
- ファン:フロント(標準)、リア上(標準)
- 電源:600W(ATX-1860-1 80PLUS TITANIUM)
- ケース:LDブラック
これに加え、
- Windows 10をProに変更
- トップ前・後ファン追加
- メモリを8GB×4枚を16GB×2枚に変更
- CPUグリスを高効率の物に変更(クマのやつ)
あと、これは別商品ですが、ログインが手早く出来る指紋認証センサーも購入しました。
これら全部合わせて税・送料込みで27万円くらいになります。正直やっちゃったなぁと思いました。
それでは、各パーツをもう少し具体的に見ていきましょう。
CPU
まずパソコンの脳ともいえるCPUについて。
RAW現像や画像・動画編集において、CPUは主に書き出しの時間や処理全般に効いてきます。サッと編集してサクっと書き出す。特にデジカメの高画素化が進みまくっている昨今、CPUの性能は全ての作業効率をアップし、ストレス解消にも繋がります。
今回購入したCPUはi7-9700K。8コア8スレッド、3.60-4.90GHzで動作します。
一応現世代の一般向けCPUの中ではかなり性能が高い方なので、よほどのことが無い限りはこれで十分、いや僕の使い方だと十二分だと思います。
将来的には動画の書き出しなども考えているのでかなり高性能なCPUにしましたが、正直言うとRAW現像などの写真編集用だけだったらこれほどの性能は必要なかったと思います。
メモリ
続いてメモリ。一般的に、メモリの容量はソフトを沢山立ち上げたような場合の快適性に影響するんですが、写真編集で使う場合はそれ以外でもメモリ容量が重要になります。
特に良くメモリを使うのが、Photoshopで沢山レイヤーを開いたとき。
フォトショ上で比較明合成するとか、近景や遠景でレイヤーを分けて編集するなど、割とレイヤーを沢山開く場合って多いと思うんですけど、そういうときに動作にかなり効きます。
つまりメモリ容量が多くないと編集できない、もしくは別のソフトで代用しないといけないなんて状況も考えられちゃうわけです。
なので画像編集で使うPCはメモリがとにかく大切で、最低でも16GB、できれば32GBは欲しいところです。
僕は将来的に64GBに増設する可能性も考え、今回は16GB×2枚のデュアルで32GBにしました。
幸いメモリは多くのパソコンで増設することが出来るので、もしメモリは購入時のままだよって方は一度増設を検討してみると良いかもしれませんね。(「使っているPCの型番+メモリ交換」とかで検索すれば方法が出てきます。)
グラフィックボード
グラフィックボード。グラボ、GPU、ビデオカードなどと呼ばれます。
写真編集におけるグラボの性能は、例えばPhotoshopでの色調調整やLightroomの現像画面で部分補正を行った場合など、「画面に表示する」系のタスクで効果を発揮します。
キヤノンの純正ソフトDPP4にも「グラフィックプロセッサの設定」項目があり、画像処理にグラボを使用することができます。(「ツール」→「環境設定」→「画像処理2」)
このグラボが有効なシーンをいくつか具体的に挙げてみると、露出のバーをスライドさせたときに実際に画面上の写真が変化すると思うんですが、そういうときの反応や、Lightroomで部分補正したり、Photoshopでぼかしフィルターをかけたとき、それが適用されるまでの時間などが変わります。
今回グラボはNVIDIAのGeForce RTX2070にしました。(メーカーはPalit製のGaming Pro。ドスパラの場合メーカーまでは選べません。)
本来グラフィック編集に特化するならQuadroシリーズにした方が良いと思うんですが、GeForceの方が汎用性が高いんですよね。
ただ、PCのパーツの中でもかなり高い部類に入るグラフィックボード。実際には写真編集等がメインであれば、ここまでのものは必要なかったなぁと思っています。GTX1660くらいでも十分だと思います。
2070と1660だったら購入方法にもよりますが、恐らく3万円近く違うと思います。
ストレージ
ストレージ、つまりHDDやSSDなどのデータを保存しておく場所です。ストレージというと容量に気を取られがちですが、編集の快適さという面ではその「速度」の方が重要だったりします。
よく使われる方法としては、OSやソフト、Lightroomなどのカタログをめちゃくちゃ動作の速いSSDに保存して、写真などの容量の大きいデータは遅いけど安いHDDに保存するのが一般的です。
特にOSが入っているHDDをSSDに換装するだけで、起動時間が数分の1程度にまで短縮したりするんでこの変化は劇的です。
今回僕はストレージはOS用500GBのSSD、そして2TBのHDDが付属するセットにしました。これにプラスして、元のPCで使っていた3TBと4TBのHDDを移設しています。
ただ、以前から使っていたHDD2台の回転数が5400rpmなので、実際にはカメラのデータをPCに移すときや、編集での書き出しや読み込みなどでHDDの遅さが足を引っ張っている場面があります。
また、1台のPCの中にHDD3台9TBで、バックアップもできてない状態なので、このデータ保存という面でもちょっと芳しくない部分であると言えます。
なのでこのあたりが課題として残っている気がしていて、将来的にはNASか、最低でもPC内でRAID5かRAID6で運用できたらなぁと思っています。(とはいえ今はPCを買って資金難であるため、一旦見送り。)
指紋認証センサー
指紋認証で一発でPCにログインできるようにする端末、USB指紋認証リーダーDN-915232も追加購入しました。
これ、Windows10のWindows Helloに対応しているので、特に難しい設定をすることもなく指紋認証対応PCに変更することが出来ます。認証率も高く、むちゃんこ便利です。
因みにノートPC用のコンパクトなものもあります。オススメ。
サウンドカード追加購入
うっかり、本体に光デジタル出力がないことに気づかず購入してしまったので、サウンドカードを追加購入しました。
Creative社のサウンドカード「PCIe Sound Blaster Z」です。まぁ音質にそこまでのこだわりはないので、光デジタル出力が出来れば何でも良かった感はあります。
因みに使っているスピーカーはONKYOのGX-D90。めちゃくちゃコスパ良いと思ってて、5年くらい前に買って未だに大満足でバンバン使ってます。
これまで使っていたPCのスペックは…
因みになんですけど、これまで使っていた8年物のPCのスペックは以下の通り。
- OS:Windows7 Home 64bit
- CPU:Core i7 930(4コア8スレッド2.8-3.0GHz)
- メモリ:12GB(後に16GBに増設)
- GPU:Radeon HD 5770 1GB
単純にCPUとメモリ、そしてグラボを比較すると性能的に数十倍の差があると思います。
購入当時はこれでも大満足で使ってたし、多分今でも不具合が出てなかったらこのまま使ってたと思うんですけどね。
それでは次ページで、実際に新しいPCにしたからこそ出来た編集、そしてオススメのPCについて見ていきます!
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