こんにちは、写真好きなのかカメラ好きなイマイチはっきりしない僕です。
本日は発売されてから2年近く経ち、だいぶ使い倒したAPS-C用の超広角レンズ、EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STMをレビューしてみます。とにかくコストパフォーマンスの良い超広角レンズで、初心者の方にもオススメのレンズです!
外観
まずは外観から見ていきましょう。
最初のと同じ写真ですが、外観は最近のSTMレンズと殆ど同じです。一番前玉側がピントリング。スイッチもAFとISしかないので操作で迷うことはなさそうです。
14mmで一番鏡筒が短くなる構造です。逆に10mmで一番長くなりますが、その繰り出し量はごくわずか。(フィルターを付けたまま撮ってしまった)
フードを付けると少しそれっぽくなりますね。広角なので標準ズームより少し短めの花形フードです。
フードは別売りなのでご注意。
マウントはプラマウント。
キヤノンの開発の方のインタビューを読んでいると、「本体が軽量なのでプラマウントでも十分強度を保てる」と判断したようです。
それもそのはず実際の重さ(レンズフードやキャップや保護フィルター込)が約308g!
しかもコンパクトなので、これならカメラカバンに1つ追加しても気になりませんね。
写真
それでは僕の撮影した稚拙な写真を何枚か載せてみます。ボディは全てKiss X6iです。
このレンズ、得意とするのは被写体にグッと近寄る撮り方ではないでしょうか。最短撮影距離が22cmと極端に短いので、デフォルメ効果を強調できます。
ローアングルで撮ると広角特有のパース感が出ます。周辺は少し流れちゃってますね。
同様のパース感を、スローシャッターで光の軌跡に使ってみました。写真のように強い光源が入るとゴーストが出やすいです。
広々とした風景を撮るのも良いですね。特に空が沢山入るのが嬉しいです。
そういう意味で空との相性が非常に良いので、様々な空の表情を撮ることが出来ます。
雲や光も、広角レンズならダイナミックに写ります。
感想
このレンズの売りは、この価格帯、軽さで本格的な広角レンズを体感できることだと思います。今まで安くても7万円以上したことを考えるとこりゃ革新ですよ。
手ブレ補正が付いたことも嬉しいポイント。この効果もしっかり出ていて、1/10秒のシャッターでも全然ブレませんでした。
スローシャッターを使った被写体ブレ表現なんかは今までは三脚が必須でしたから、それが手持ちでできるようになったのは高ポイントですね。
画質に関して言うと、超広角なのでやはり少しながら収差が出ますし、Lレンズなどと比べると色乗りも少し劣ります。物凄く拡大したり等倍で鑑賞する場合は気になるかもしれません。
が、それを求める人はLレンズ層だと思いますので、そこはターゲットを上手く絞り込んでいる印象ですね。
というわけで、このEF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM。オススメなのは、そこそこの価格で超広角を体験したい方、ダブルズームキットの次に買うレンズに悩んでいる方、気軽に持ち出せる広角レンズを探している方です。
決して安くは無いですが、次に買うレンズの候補に入れてみては如何でしょうか?
コメント
はじめまして、カメラ初心者で申し訳有りませんが少し教えていただきたくてコメントいたしました。
この記事で紹介しているレンズ「APS-C用の超広角レンズ、EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM」ですが、EF-S10-18mmはフルサイズ換算されている数字なのか、それともされてない数字なんでしょうか?
私もAPS-C機を使っていて良いな…と思い読ませて頂いたのですがその辺がよく分からなかったもので、宜しくお願いいたします。
としまさんはじめまして。コメントありがとうございます。
レンズに書かれている焦点距離は実距離なので、フルサイズ換算されていない数字になります。
キヤノンの場合、フルサイズ換算するには1.6倍を掛ける必要があるので、フルサイズ用の16-29mmのレンズと同じ画角が写ることになります。
因みにどのメーカーのレンズであっても、基本的にレンズに書かれている数値は実距離になります。