キヤノンが5D Mark IV発売に合わせて行っている「FIVE GRAPHY」イベント。
先日9月4日、京都にて行われた「EOS 5Dシリーズ スペシャルセミナー」と、大阪で開催さている展示会「13人写真展」に行ってきたのでブログに綴ってみたいと思います。
もちろん実機も触ってきましたよー!(今回の記事はめちゃくちゃ長いです)
京都会場
9月4日に行われた「5Dシリーズ スペシャルセミナー」の先生は、
という錚々たる写真家のお三方で行われました。
スタートは竹沢うるまさんのセミナーで、11:00からだったので10:35頃に会場入り。
少し実機を触って10:45頃にセミナー教室に入ったところ、既にかなりの人でギリギリ座れませんでした。(結果的に立ち見の方が写真が観やすかったので良かった!)
ザッと100人弱の観客がいたように思います。
竹沢うるまさんのセミナー
竹沢さんのセミナーは、5D Mark IVで撮った日本のお祭りの写真を中心に、撮影手法の話や5D Mark IVの感想などでした。
中でも特に印象的だったのが、FIVE GRAPHYの竹沢さんのページの一番上に出ている男性が太鼓を叩いている写真のような「ブラして撮る手法」の話です。
僕は単純にラフな流し撮り的な撮り方だと思ってたんですが、これが結構複雑なようで、その方法も紹介されていました。(簡単に言うと、遅めのSSで、露光時間の半分でブラし、半分でブラさないイメージだそうです。)
「皆さんが挑戦すると、3000枚に1枚くらい成功すると思います。僕はずっとやってるので100枚に1枚くらいは成功しますよ。」
とのことでした。たった数枚の挑戦で成功させようとしていた自分が恥ずかしいです…。
立ち見でも全然疲れを感じないくらい、本当にあっという間の40分でした。僕は予てより竹沢さんのファンだったので、生で話が聞けて嬉しかったですよ。
なお、以前ラジオ番組に竹沢さんが出演された際のトークがYouTubeに出てたので載せておきます。これを聞いてから作品を見ると、またグッと見え方が変わります。
石橋睦美さんのセミナー
続いて石橋さんのセミナー。並んで無事一番前で見ることが出来ました!(各回入替制なので、観客は一旦全員退場し、新たに並び直す形になります。)
石橋さんは、5Ds(or R)で撮った写真を中心に、写真の構図の話をされていました。
その構図の作り上げ方、注意すること、必ず意識すべきことを丁寧に解説されており、プロの写真家の方の考え方を垣間見れた気がしましたよ。
このセミナーで教えていただいた内容をちゃんと活かして撮影し、このブログにも載せていけたらなぁと思う次第です。
工藤智道さんのセミナー
工藤さんは5D Mark IVで撮った沖縄県は西表島の写真を紹介されていました。
色々Mark IVのポイントを紹介されていましたが、個人的には緑の出方が凄く綺麗になったことと、高感度での画質が変わったこと、この2つの話が凄く印象的でした。
というのも竹沢さんもこの2点について述べられてたし、石橋さんも高感度が良くなったと仰っていたんですよね。
僕はMark IVを既に予約済みなんで単純に期待してワクワクしながら聞いていましたが、多分まだ購入検討中の人にとっては凄く欲しくなっちゃう、ヨダレが出るような話だったんじゃないでしょうかね?笑
個人的には色の出方はやはり凄く気になるし、今回話されていた内容がセンサーのクオリティなのかディテール重視というピクチャースタイルに依るものなのか、その辺りも凄く気になっています。実機が届くのが楽しみでなりません!
フロアには写真も飾ってありました
ちょっと写真は撮ってないんですが、フロアにお三方がMark IVで撮った写真が飾られていました。
やはりプロジェクターやディスプレイ、雑誌で見るのとは全然違うクオリティでした。やっぱり写真は印刷してなんぼですね。
実機も触ってみたよ!
5D Mark IVとEF24-105mm F4L IS II USMの実機にも触ることが出来ました。
EOS 5D Mark IV
限られた時間なのであまり触れていませんが、パッと感じたこと、気づいたことを箇条書きにしておきます。
- シャッター音が(6Dに比べて)静かで良かった
- 顔認識AFも良かった
- 新しい「測距エリア選択ボタン」が使いやすかった
- ファインダーに出せるグリッドは24分割のみで、9分割や対角線が出せるのはライブビューのみ
- タッチAFがめちゃくちゃ速い!!
タッチパネルの操作性は良かったけど、個人的には過去Kissでは結局ピント合わせの時しか使わなくなった経緯があるので、設定変更等ではそれほど使わないかも、と思いました。
EF24-105mm F4L IS II USM
- 手ブレ補正時の「ジッ…ジッ…」という音がほとんどせず静かだった
あれれ、自分が触ったレンズは24-105だったかな?24-70だったかな?と今ちょっと自身が無くなっているところ…。
いずれにせよ、画質まではチェックできませんでした。
キヤノンフォトサークル会員特典
キヤノンフォトサークル会員特典の手帳を貰ったのでご紹介します。
今回のセミナーは受付にて、フォトサークルの会員証と以前届いたセミナーの招待状の封筒を持参すると、EOS 5D Mark IVオリジナルの手帳がもらえます。
真っ赤に黒で機種名。ハードカバー。
どうしよう!勿体無くて使えないよー!!!
展示も見に行ってきた
竹沢うるまさんの2回目のセミナー(内容は1回目と殆ど同じ)も凄く凄く凄く参加したかったんですが、この日は台風が近づいていて帰りが少し心配だったので、涙をのんで大阪の展示会場に移動しました。
まずは石橋さんの展示場へ、京都から車で小1時間でした。
石橋さんの展示「和風抄」
石橋さんの展示は主に、5Ds、5DsRで撮った写真をかなり大きく(1m×1.5mくらいかな)印刷して展示されていました。
やっぱり5Dsシリーズは細かな模様のある風景を、大きく印刷すると凄い迫力ですね。
会場は「ピアスギャラリー」。場所はこちらです。(リンク先グーグルマップ)
山﨑友也さんの展示「Scene of Railway」
鉄道写真家として有名な山﨑友也さんの展示です。5Dsシリーズを使用しての鉄道写真が展示されています。
「夜感鉄道」に限らず沢山の写真を楽しめます。
会場は「アートカクテル」。場所はこちらです。(リンク先グーグルマップ)
竹沢うるまさんの展示「旅の地平線」
そして!竹沢うるまさんの展示なんですが、これが凄い!!
竹沢さんがこれまで撮りためてきた世界各地の写真が展示されているんですが、今思い出しても鳥肌が立つくらいの感動でした。
写真はもちろん、音楽や香りの雰囲気作りも素晴らしく、
会場は「MAG南森町アートギャラリー」。場所はこちらです。(リンク先グーグルマップ)
因みにギャラリーで販売されていた竹沢さんの写真集「Walkabout」も購入しました。こんな感動した写真集は未だかつてありません。
巻末に、全ての写真の説明が添えられているのも嬉しいポイントです。
因みにギャラリー購入だと、「サイン入り」です。
どうしよう!勿体無くて袋から出せないよー!!!
まとめ
ということで長々と書きましたが、FIVE GRAPHYイベントの記録でした。
僕のようなキヤノンユーザー(信者と言っても過言ではない)にとって5Dの発売は特別なことで、また上記の写真家の方々も特別な存在です。
そんなイベントに参加できて本当に良かったと思うし、まだ参加を悩んでいる人がいたら、ぜひ行ってみて欲しいなぁ(そしてそれをブログとかでレポートしてほしいなぁ)と思います。後悔は無いでしょう。
ギャラリー展示も東京・大阪で9月11日まで開催されていますので、ぜひ近くにお住まいの方は見に行ってみてはいかがでしょうか。本当にオススメですよ!
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