賃貸の自宅に写真を(本気で)飾ってみた

DIY

先日竹沢うるまさんの展示に行きました。毎度のごとく写真が素晴らしいくて感化されまくったんですが、それに加えてとてもプリントの品質が良かったのが印象的でした。

僕は普段写真撮ってもパソコンやスマホで見ることが多く、プリントすることはほとんどありません。でもやっぱり高品質な写真のプリントを見ると、

「自分も写真を綺麗に飾りたい!」

こう思うのが人間の性。

ということで自宅に写真を飾るべく、オンラインプリントを注文し、ライティングにもこだわってみました。せっかくなので僕のやった方法を記録に残しておこうと思います。

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こだわりポイント

最初に、こだわりポイントをいくつかご紹介します。

高品質プリント

まず、とにかく高品質で飾りたかったので、プリントを外注しました。今回選んだのは「フジカラープレミアムプリント」です。

プレミアムプリント|富士フイルム公式ストア
デジカメプリントなど、ネットで写真をプリントするなら、富士フイルムのネットプリントサービス。高品質で美しさ長持ちのデジカメプリントやフォトブック、シャッフルプリントなど、思い出の写真を様々な形に変えてお届します。クオリティが違うデジカメプリ...

フジカラープレミアムプリントは「銀塩」プリントです。インクジェットと比べ、階調性が豊かで発色が良いとされています。軽くネットで検索した感じだと、たぶん有名どころのオンラインサービスではこのプレミアムプリントが1番品質が良いんじゃないかと思います。

サイズはA3ノビにしたんですが、初回ご利用割引みたいなのがあったので、6千円弱でした。

フレームにもこだわる

フレームは写真展などでよく見る「外側に白いマット紙の余白があるやつ」にしたかったので、ハクバの額縁にしました。

とても高いです。6千円以上しました。その分品質はめちゃくちゃ良いです。

やっぱり写真において「余白」って大切なんですよね。その余白の部分が綺麗に出るのがホワイトマットかなぁと思っています。

台紙のディテール。斜めに切ってある。

ライティングにもこだわる

それから、せっかく飾るなら写真展っぽくしたいと思ったのでライティングにもこだわりました。展示といえばスポットライトです。

しかし安賃貸の僕の部屋にダクトレールの類はありません。ということで、部屋のシーリングライトごと買い替えました。ニトリの最近発売されたスポットライト一体型のやつです。

LEDシーリングスポットライト

ニトリネット【公式】 家具・インテリア通販

約2万円でした。

実際の流れ

それでは一応流れをご紹介しておきます。

RAW現像してプリントを依頼する

まず撮った写真をRAW現像し、納得のいく状況になったら、フジカラーへ発注します。僕はRAW現像迷子になってしまい、何度も編集をやり直しました。(結果的には露出の調整を少し間違えたのでもう一度プリントし直したい気分です)

今回プリントしたのは以前インドネシアに行ったときに撮った写真です。

R5 Mark II作例

因みに額装すると若干四隅が隠れるので、データ時点でトリミングを考える場合はそれも考慮すると良いと思います。

注文の詳細はこんな感じ。

  • サイズ:A3ノビ
  • 用紙:マキシママット
  • 加工:裏打ち・フチなし

サイズはやっぱり大きくしたいんですが、そうするとプリントもフレームも高額になっちゃうので悩みどころです。個人的にはそのへんのバランスと縦横比(フルサイズの3:2に近い)の兼ね合いでA3ノビがお気に入りです。

写真が届く

写真は約10日後に届きました。しっかりと梱包されて届いたので良かったです。

裏打ちしてあるので、若干厚めになっていました。すごく丁寧な仕上がりで感動しました。

裏打ち
裏打ちの影響で1mm程度の厚みが出ている

これも自分でやろうと思うと結構大変だと思うので、裏打ちしてから送ってくれるのはとても助かります。

裏打ちとは

裏打ちとは、写真の裏にシートを貼り付けて、吸湿による波打ちを防ぐための加工です。ある程度大きな写真を展示する場合は必須とされています。プリント後、なるべく早く施工する必要があります。

フレームにいれる

そしてフレームに入れます。

せっかく良いプリントなんだから、表面のアクリルを使わず飾ることにしました。

2枚目のアクリル板を保護紙の裏に入れた

写真は台紙にパーマセルテープで固定しました。

上側のみを留めている

最初は2個所程度で留めていたんですが、2日くらいで外れたので写真のようにしました。

因みに裏打ちをした分すこし厚みが出ていますが、問題なくフレームに入りました。

なお、アクリルを省いているのにキッチンに飾っているため、料理内容によっては写真を汚さないようにビニールを被せて保護しています。飾る場所を考えたほうが良かった。

紐を結ぶ

壁に掛けるための紐を結びます。

写真を飾るときの結び方って難しいと思うんですが、僕は昔からこちらのサイトさんの方法で結んでいます。ちょっと難しいけど緩みづらいので良いと思います。

『額のヒモの結び方』
作品をかけっぱなしにしてたりするとヒモがゆるんでくることはありませんか?いつのまにやら、かけている作品の裏からちょろっとヒモが顔出してたりしませんか?いざ結び…

壁に目立たないフックを取り付ける

壁掛けのためのフックは、賃貸なのでホッチキスで取り付ける「壁を傷つけないタイプ」にしました。

傷のつかないフック
8本のホッチキスで留められるフック。これを2つ使って固定する。

これ、めっちゃ良いですね。気に入ったので他にポスターなどを飾る際にも使っています。

ライトを取り付ける

スポットライト付きシーリングライトも取り付けました。5分で出来ました。

ニトリのスポットライト付きシーリングライト。スポットライトも色温度を変えられると良かった

これについてはとても良い光を出してくれる製品だったんですが、ちょっと使い勝手の部分に問題があって、万人にオススメできる製品ではないと思っています。(そのへんはまたいつか別の記事でご紹介できたらと思っています)

完成!

そして完成です!

スポットライト以外の電気をすべて消しているのでちょっと極端にはなっていますが、とても良い雰囲気で飾ることが出来ました!嬉しい!

本当にここだけ上品な写真展みたいになってます。なんか自分が写真が上手になったような気分になります。いやぁいいなぁ~。。。

その他

というわけで、めちゃくちゃ綺麗に飾ることができて感動してるんですが、最後に気づきをまとめておこうと思います。

写真の質が如実にでてしまう

今回高品質なプリントを試してみて分かったのは、とにかく写真の品質が如実にでてしまうということです。普段スマホで写真を表示すると、発色が強く表示されたりして実際より粗が目立ちにくくなるんですが、プリントするとその差がはっきり出てしまいます。

今回の僕の写真だと、強めの光源が入ったことによるレンズフレアや露出の微調整ミスがとても目立ってしまいました。

「印刷した方が写真が上手になる」と言ったりしますが、こういうことにも目が向くようになるのもその要因の一つかもしれません。

プリントの用紙について

プリントの用紙は本当に悩みますよね。展示する空間(ライティング)や写真によって最適な用紙は変わると思います。(用紙の説明は公式サイトで詳しく解説してあります。)

僕hあ光沢のある用紙があまり好きじゃないので、マキシママットを選択しました。

用紙「マキシマット」の表面。若干のザラつきがあるが、ラスターに比べるとかなり少ない。

用紙に悩む場合、あるいは失敗しないために、フジカラープレミアムプリントでは「サンプル」を安く買うことが出来ます。実際に見て決められるのでおすすめです。

裏打ち加工について

裏打ちって「ある程度大きなサイズを展示する場合」に必要って言われるんですが、じゃどのくらいから必要なのか?って話ですが、A3ノビをアクリル無しで飾る場合、正直やっといた方が良いと思います。

A4とか2L程度なら多分必要ないと思うので、A3ノビ前後を基準にするといいと思います。

大満足です!

以上、フジカラープレミアムプリントに出して部屋に飾ってみたよという話でした。

やっぱり大きめに印刷して飾る経験って案外少ないんですよね。部屋の雰囲気が一段階上品なものになる感じがしますし、それが自分の写真というだけでとても満足度が高いです。

この記事を読まれている方は皆さんこだわりを持って写真を撮られていると思うので、ぜひ高品質なプリントにもチャレンジしてほしいなぁと思う次第です!

以上、この記事がどなたかの参考になれば幸いです!

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